学部入学案内
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早稲田の“顔”として学生目線の魅力を発信キャンパスツアーは、広く一般の方にも早稲田に親しんでもらうため、1989年にスタートしました。年間参加者は、約15,000人にものぼり、日本で最古にして最大規模となっています。ガイドを担当するのは、厳しい研修によって、早稲田に関する知識とコミュニケーション能力を身につけた早大生。それぞれが創意工夫を凝らした魅力的な案内を行っており、国内外から好評を得ています。キャンパスツアーの詳細はP.191をご覧ください。キャンパスツアーガイドTOPICS大学で身につけた志向、能力、専門性を活かし、学生が学内外で仕事として対価を得ると共に、就労体験を通じた自律的キャリア形成に繋がる仕事を「スチューデント・ジョブ」と呼んでいます。教務補助、事務補助をはじめとした様々な職種があり、年間約8,000人(2017年度)の学生が従事しています。スチューデント・ジョブ(学内アルバイト) キャンパスで学び、働き、成長する。 〈スチューデント・ジョブ事例〉■ 学生参画・ジョブセンター(SJC)学生スタッフ■ キャンパスツアーガイド■ 早稲田ポータルオフィス学生スタッフ■ ICC学生スタッフリーダー■ GSセンター学生スタッフ などOB/OG INTERVIEW 入学を数日後に控え不安と期待を胸に上京した日、偶然にもキャンパスツアーをしているガイドの方の姿を見ました。等身大の学生生活について活き活きと語る様子に感動し、入学後すぐにツアーガイドに応募。正規のガイドになるまでの研修では自分の未熟さを痛感させられ涙することもありました。4年間でご案内した方の数は約2,000人。参加者の方の年齢や属性に応じてツアーの内容をアレンジしようと心がけ、その結果として早稲田に対するイメージを良くできたと感じた時は、研修の苦労の何倍も嬉しかった記憶があります。 現在は長崎県の職員として、特に過疎化の進む半島や離島に暮らす方々のための施策や地域活性化に関する職務に携わっています。私が所属する部署は市・町の職員の方々と協働することや現地に赴く機会も多く、県庁の中でも住民の方々の生の声を聞きやすい立場にあります。世代を問わず、いろいろな住民の方々と分け隔てなく話せることや、相手が求めていることを汲み取るための傾聴力など、ツアーガイドの経験が今に活きていると実感しています。 地域によって抱える課題が異なるため、求められる資質や能力も多岐にわたりますが、その地域に根差したことができるというのが公務員のやりがいであり、使命であると考えます。私自身は“地域に育ててもらった”“故郷に恩返しがしたい”といった思いから、Uターン就職を決意しました。しかし、実のところ就職活動の時期は東京から離れることに抵抗があり悩む日々もありました。それを払拭してくれたのは、信じたものを疑わず本気で向き合ってくれる人たちとのつながりであり、早稲田で培ったこの人脈はかけがえのない財産となっています。長崎県企画振興部 地域づくり推進課 半島・過疎対策班長崎県立長崎西高校出身2016年 社会科学部 卒業酒井 希葉Sakai Kiyoキャンパスツアーガイドとして大学を訪れた方々に早稲田の魅力を発信する傍ら、まちづくりのゼミに所属し、練馬区の中学生と商店街を回りインタビューを行うなどのフィールドワークに取り組んだ。長崎県をより住みやすく、魅力的なまちにしたいという思いを持って職務にあたっている。PROFILE参加者の方の年齢や属性に応じてツアーの内容をアレンジした経験と大学で培った人脈はかけがえのない財産早稲田大学、その「多様性」学生参画・スチューデント・ジョブで活躍しているAさんのモデルケース 8:00 起床・朝食・移動 9:00 学内でスチューデント・ジョブ12:30 友人と昼食13:30 図書館にて勉強14:30 授業18:00 移動19:00 学外でアルバイト22:00 移動22:30 帰宅・夕食・就寝[1年間の収入例]スチューデント・ジョブ(学内アルバイト)600,000円(5.0万円/月)学外アルバイト420,000円(3.5万円/月)小野梓記念奨学金400,000円年額 1,420,000円125

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