ボリューム満点の洋食ランチが絶品
「Kitchenひなた」
【取材・文・撮影】
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
人間科学部 3年 西村 凜花(にしむら・りんか)
早稲田大学正門から早大通りを徒歩7分ほどまっすぐ進み、鶴巻小前の次の信号を左に入ったところにある洋食店「Kitchenひなた」。2020年にオープンし、ご夫婦でお店を切り盛りしています。店主でシェフの永沼さんは、元々都内のフレンチレストランの専属シェフを務めていましたが、独立を考えていた時に早稲田にちょうど良い物件を見つけ、自分たちのお店を出すことを決意。
店名の「ひなた」は、たまたま目に入った「日向」という言葉に魅力を感じて付けたそう。開店1週間後にはコロナ・パンデミックによる緊急事態宣言が発令され、経営困難に見舞われましたが、今では近所の人たちに愛される、行列ができるほどの人気店になりました。
「Kitchenひなた」では、洋食ランチをリーズナブルに楽しむことができます。また、夜はビストロとして営業しており、昼とは違ったフレンチメニューを味わえるそう。利用客は早稲田大学の学生や教職員、近隣の住民の他、外国人のお客さんも多いのだとか。

大きな黄色い看板が目印
お店の1番のこだわりは、「丁寧な料理と明るい接客」。特にフレンドリーな接客を大切にすることで、お店とお客さんのつながりだけでなく、お客さん同士の輪も広がります。店内に飾られている小物は、お客さんから頂いたものが多いそう。シェフが選んだガラスの照明や印象的なオレンジ色の壁紙も相まって、明るい雰囲気に包まれています。
店内には、テーブル席とカウンター席が合わせて14席あり、1人でも複数人でも利用しやすい
今回は、毎日2種類で提供される日替わりランチをいただきました。まずはAランチ「チーズハンバーグ&サーモンソテー」をいただきます。ハンバーグは握りこぶしよりも大きくて、こんがりとした焼き目の上に赤ワイン風味のバーベキューソースとチーズが乗せられています。ジューシーなチーズハンバーグと濃厚なバーベキューソースは、家庭ではなかなか味わえない本格的なおいしさです。皮がカリカリとしたサーモンソテーは、バジルソースとの相性が抜群。茨城県産のバジルを使った手作りのソースは、カシューナッツやアーモンドと合わせて作っているそうです。

この日のAランチ「チーズハンバーグ&サーモンソテー」1,200円。ライス、コーヒー付き
そして、この日のもう一つのランチメニューは「オムハヤシ&イカフライ」。オムハヤシの卵はふわふわで、デミグラスソースの牛すじ肉はとても柔らかく、口の中でほろほろと溶けていきます。ご飯と一緒に食べることでボリュームが増し、さらに満足感が高まります。イカフライはサクサクとした衣に、プリッとしたイカの食感がたまりません。添えられているタルタルソースは卵やピクルスなどが入っており具沢山で、程良い酸味がイカフライとよく合います。
また、全てのランチにホットコーヒーが付いていて、食後はほっと一息ついてリラックスすることができました。

この日のBランチ「オムハヤシ&イカフライ」1,200円。コーヒー付き
2種類の日替わりランチは、どちらも2つの料理の組み合わせで提供されるので、一皿でメイン料理を2品も食べられるうれしさが! ランチメニューに必ず入れるというハンバーグは日によってソースが変わり、デミグラス、おろし、ケチャップ、マスタードクリーム、バーベキューソースなどがあるそう。他のメニューは前日や当日の仕入れ状況から組み合わせを考えているため、「今日はどんなメニューなんだろう?」とお店に行くまでワクワクが止まりません。
本格的な洋食をお手頃価格で味わえ、おなかも心も大満足。種類豊富な日替わりランチと和やかなお店の雰囲気は、何度も足を運びたくなること間違いなしです。お昼のランチも夜のフレンチも、ぜひ楽しんでみてください!
店舗情報
【店名】Kitchenひなた
【住所】東京都新宿区早稲田鶴巻町557
【営業時間】
ランチ:11:30~なくなり次第終了
ディナー(完全予約制):18:00~22:00(ラストオーダー21:00)
※土曜日はディナーのみ、日曜日はランチのみ営業。月ごとの営業日は店頭のカレンダーを確認してください。
※支払いは現金のみ。
【定休日】月曜日
※記事中の価格は全て税込み。
お店の永沼さんご夫婦から早大生へ一言
「まずは勉強頑張ってください! 息抜きにKitchenひなたに足を運んでもらえるとうれしいです。卒業してからも食べに来てくれるのを楽しみにしています!」