「学生参画/スチューデント・ジョブ」スタッフ
所沢キャンパスツアーガイド
大学院スポーツ科学研究科 博士後期課程 2年 森 純菜(もり・じゅんな)

所沢キャンパスにて
キャンパスで学びながら、大学の価値向上につながる活動に参画したり、働いたりする学生たち。このように、大学で重要な役割を担っている「学生参画/スチューデント・ジョブ」にはどのような学生が、どのように携わっているのでしょうか。今回は、所沢キャンパスツアーガイドとして活動する、大学院スポーツ科学研究科博士後期課程2年の森純菜さんの日常を紹介します。
Q. 所沢キャンパスツアーガイドにはいつから関わるようになりましたか?
2024年の春頃から始めました。
Q. 始めたきっかけは何ですか?
所沢キャンパスでは生活協同組合(以下、生協)がキャンパスツアーを運営しており、生協の店員さんに誘っていただいたことがきっかけです。所沢キャンパスは他のキャンパスよりも自然が豊かで、研究に使用する大きな機器がそろっています。他キャンパスと比べると立地としてはやや不便な部分もありますが、所沢キャンパスの魅力をより多く伝えることができるよう励んでいます。
Q. どのような活動をしていますか?
スポーツ科学部と人間科学部への入学を希望する高校生や保護者の方を対象に、ツアーガイドとしてキャンパスの案内や各学部の紹介などをしています。ツアーは約1時間を目安にキャンパス内を回り、授業で使用する教室をはじめ、食堂や体育館、スポーツ科学学術院アスリートサポートセンターなども併せて紹介しています。また、遠方からいらっしゃる参加者の中には学生生活について知りたい方もいるので、所沢キャンパスの学生がどのように過ごしているのかお話しすることもあります。
所沢キャンパスツアーガイドで食堂を案内しているところ(左)。キャンパスツアーでは、心理・福祉系の研究室やアスリートサポートセンターがある101号館(右)など、所沢キャンパスならではの施設を案内します
Q. 活動を通して感じたことを教えてください。
私は人見知りをしがちで、初対面の人と話すことが得意ではありません。ですが、ツアーガイドではキャンパス内を巡るルートや話す内容がある程度決まっていることが多いので、話すのが苦手な私でも心配せずに行えます。また、各ツアーの参加者は少人数(多いときでも20名程度)なので、あまり臆することなく話せています。さらに、ツアーガイドの経験を重ねるごとに、所沢キャンパスの学生生活の実情など話す内容のバリエーションが増えたと感じています。
Q. 学業とスチューデント・ジョブなど、複数のことを両立させるためにどのような工夫をしていますか?

研究のレポートをまとめているところ
所沢キャンパスでは、月に2回程度、基本的には土曜日にキャンパスツアーを開催しています。ガイドの募集は生協から月ごとにかかるため、研究室での研究や、学部生の授業サポートをする授業ティーチングアシスタント(TA)の予定と調整でき参加しやすいです。ツアーガイドに費やす時間は、事前準備やツアー後の質疑応答の時間を含めて2時間程度なので、自分の時間と両立しやすいと考えています。
Q. 活動に関する今後の抱負や、チャレンジしようと思っていることを聞かせてください。
まずは博士後期課程修了のため、女性アスリートのエネルギー代謝についての研究に精進し、修了後も研究を続けるために大学や研究所などの機関に所属できればと考えています。学会をはじめ研究の発表などを行っていく上でコミュニケーション能力は必要だと思うので、ツアーガイドとして大学での学びや生活を学外の方々に伝える経験を土台とし、今後の研究発表でも生かしていけるように努めたいです。
授業期間中の1週間の過ごし方

とある1週間のスケジュール。研究に費やす時間が多いです