早稲田で世界3位のラーメンを堪能! 「Zweiter Läden」
【取材・文・撮影】
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
教育学部 3年 渡辺 詩乃(わたなべ・しの)
早稲田キャンパス西門から早稲田通りを高田馬場方面へ向かって10分ほど歩いたところに店を構える「Zweiter Läden(スワイザーラーデン)」。米国ニューヨークで行われた、世界最大の日本食イベントである「ニューヨークJAPAN FES」で世界3位に輝いた実力派ラーメン店です。「この自慢の味をより多くの人に知って欲しい」という店主の思いから、大阪にある本店「KÜCHE(クーシェ)」の2号店として2023年4月にオープンしました。
写真左:お店の外観。店名の「Zweiter Läden」はドイツ語で2号店という意味だそう
写真右:店内はカウンター席が7席あり、照明は控えめでシックな雰囲気
初めにいただいたのは一番人気のメニュー、「RAMEN KURO」。口に入れた瞬間、今まで食べたことのない、何とも言えない旨みが口の中に広がります。魚介豚骨をベースとし、焦がしニンニク醤油、発酵チーズを加えたスープは、ハンドミキサーで泡立てることで滑らかな口溶けに。さらに、濃厚なスープに入っている肉そぼろが中太縮れ麵に絡まります。

店主の横山さんがスープをミキサーで泡立てている様子
肉のたんぱく質を壊さない65度から70度の温度をキープしてゆっくり熱を通し低温調理されたチャーシューは、旨みがギュッと凝縮されていて、とろけるような柔らかさ。ラー油、ネギ、カイワレ、ホウレンソウが乗っていて、コクのあるスープでもすっきりおいしく食べられます。ですが、「具体的にどんな味だった?」と聞かれると、上手く言葉にすることができません。この味こそが、店主の横山さんにしか作れない「摩訶不思議系」ラーメンです。

一番人気の「RAMEN KURO」1,000円
横山さんはホテルやイタリアンレストランで料理人として腕を磨いた後、北海道旭川塩ラーメン店を大阪で営む父の下で修行を積んだ経歴の持ち主。実は、人気メニューの「RAMEN KURO」は元々はつけ麺で、当初のスープが黒色だったことから「つけKURO」と名付けたとのこと。その後10年にも及ぶ試行錯誤を重ねましたが、スープに革命が起きたのは今から5年ほど前。イタリアンレストランで働いていた経験からチーズに詳しかったこともあり、スープに発酵させたチーズを入れてみると「なんて美味しいんだ!」と衝撃を受け、現在のラーメンに辿り着いたそう。気温変化に対応するため、なんと夏と冬でチーズの発酵の仕方を変えている徹底ぶり。焦がしニンニク醤油に発酵させたチーズを加えることで「摩訶不思議系」な味を生み出しています。
ちなみに、大阪と東京の水の違いから、つけ麵のスープの味が変わってしまったそうで、現在元の味を東京でも出せるように研究中。そのため「Zweiter Läden」では「つけKURO」はメニューにありませんが、「つけKUROが食べたい!」と伝えれば、作っていただけるとのこと!

「Curry RAMEN」1,200円
次にいただいたのは「Curry RAMEN」。見た目は全く異なりますが、実は「RAMEN KURO」にカレー粉を加えたラーメンで、一味違った美味しさが楽しめます。スープの上にはトマトソース、白ワインを混ぜたクリームチーズ、トロトロのチャーシュー、ネギとカイワレがたっぷり。スープの濃厚さとカレーのピリ辛がマッチして、スープを飲む手が止まりません。学生証を提示すれば無料でいただけるライスを残ったスープに入れると、カレーライスのように楽しめます。スープに入っている肉そぼろとご飯の相性が抜群です!
写真左:学生証を提示すれば、ライス一杯もしくは麵大盛りが無料!
写真右:店内に掲示されているプレート。お得なレディースセット(1,000円)では「RAMEN KURO half 」と、残ったスープに入れて食べるリゾットも味わえます
「どんな味だった?」「何味か分からないけど美味しかった!」という会話を生み出し、新たなお客さんの来店を呼ぶのも「摩訶不思議系」ラーメンの狙いだという店主。店主の気さくさな人柄もこの店の魅力です。この記事を読んだ皆さん、「Zweiter Läden」のラーメンで、未知の味を堪能してみませんか?
店舗情報
【店名】Zweiter Läden
【住所】東京都新宿区西早稲田3-15-5 K2ビル 1F
【TEL】03-6457-6035
【営業時間】月・金・土・日11:00〜15:00、18:00〜23:00(ラストオーダー22:30)
水・木11:00〜15:00、18:00〜22:00(ラストオーダー21:30)
※夜は居酒屋となりますが、ラーメンも食べることができます。
【定休日】火曜日
【Instagram】@zweiter_laden
【X】@Zweiter_Laden
※記事中の価格は全て税込み。
店主の横山さんから早大生へ一言
「この味をぜひ知ってほしいので来てください。日本の未来を背負っていく早大生、大志を抱け!」