The 10th International Symposium of Organization for Regional and Inter-regional Studies (ORIS) , Waseda University
❝The future of inter-regional coexistence Elections, isolationism, and immigration❞
開催概要
テーマ：地域間共生の将来 選挙、孤立主義、移民
日 時：2024年11月28日（木曜日）9:00～16:00（受付開始8:40～）
会 場：早稲田大学国際会議場(井深ホール・3階会議室)
対 象：学生・教職員・一般
主 催：早稲田大学 地域・地域間研究機構
※参加無料、 対面＋オンライン（ハイブリッド方式） 同時通訳あり
※ヨーロッパ分科会、アジア分科会は対面のみ
・身体機能等の障がいや疾病等により、ご参加に際して配慮をご希望の方は、開催日の３週間前までにご希望の内容をお知らせください。ご相談のうえ、できる限りの対応を検討させていただきます。
プログラム（敬称略）
【午前の部】
［開会挨拶］
9:00～9:10 早稲田大学 総長 田中 愛治
［基調報告］
9:10～9:40 ファエル・フェルナンデス・デ・カストロ（カリフォルニア大学サンディエゴ）「The End of Pax Americana:its Global and Regional Impacts」
［報 告］
9:50～10:20 前嶋 和弘（上智大学）「大統領選挙後のアメリカと世界」
10:30～11:00 日野 愛郎（早稲田大学）「欧州における移民争点と右派新興政党の台頭：欧州選挙研究（EES）による検証」
11:10～11:40 遠藤 十亜希（城西国際大学）「世界の中の日本の入管政策」
総合司会：内田 州（早稲田大学） 進行：吉野 孝（早稲田大学）
【午後の部】 分科会 13:30～15:30（アジア分科会のみ ～16:00）
アメリカ（国際会議場・井深ホール 司会：吉野 孝）
［報告者］
ラファエル・フェルナンデス・デ・カストロ（カリフォルニア大学サンディエゴ）「The Impact of U.S. Elections on the World and Mexico」
高橋 百合子（早稲田大学）「Transnational Politics in the Era of Global Migration: The Case of Mexico」
渡辺 暁（東京科学大学）「米国とメキシコの国境を越える移民の市民社会と両国の政治」
ヨーロッパ（国際会議場・３階会議室 司会：中村 英俊）
［報告者］
臼井 陽一郎（新潟国際情報大学）「欧州議会選挙と（反）移民の政治」
大道寺 隆也（青山学院大学）「EU域外出入国管理政策とポストコロニアリズム」
大嶋 えり子（慶應義塾大学）「フランス政治と移民」
アジア（国際会議場・３階会議室 司会：梅森 直之）
［報告者］
東栄 一郎（ペンシルベニア大学）「戦後日本における日系二世兵士の軍事神話の興隆：(反)人種主義と民主主義のシンボリズムと再軍備問題」
鶴園 裕基（香川大学）「戦後アジアの脱植民地化と『難民化』する中国系移動者：1950年代を中心に」
［討論者］
土佐 弘之（ノートルダム清心女子大学）／ 篠田 徹（早稲田大学）
開催主旨
最近、国際政治の領域では、ロシアのウクライナ侵攻にともなうNATO諸国とロシアとの対立の激化、資源や技術の領域でアメリカと覇権を競う中国のロシアへの接近など、大国間の関係悪化が続いている。同時に注目されるのは、西欧民主諸国とアメリカでは、最近の選挙において反グローバリズム／孤立主義と移民が大きな争点となり、これまでの地域間共生の基礎理念であった国際協調主義と移民受け入れに異議が申し立てられていることである。西欧諸国では、6月の欧州議会議員選挙で反グローバリズムと移民排除を主張する極右派勢力が720議席中84議席を獲得して第3勢力になったと報告され、アメリカでは、11月の大統領選挙・連邦議会議員選挙でアメリカ第１主義と移民制限を公約に掲げた共和党勢力が勝利する可能性もある。これらの反グローバリズムや自国第一主義はなぜ大きな力をもつに至ったのであろうか。これらの主張は大国間の関係悪化とどのような関係があるのであろうか。
これらの主張は地域間共生の政策方針をどの程度にまで変更する可能性があるのであろうか。地域・地域間研究機構では、2部に分けてこのテーマについて検討する。午前の部は全体会であり、4名の報告者がアメリカ、ヨーロッパ、日本を中心に、選挙、孤立主義、移民をキーワードに世界動向を展望する。午後の部は分科会である。アメリカ、ヨーロッパ、アジアに分かれて、各地域における反グローバリズム／孤立主義と移民受け入れの動向を詳細に検討する。
Recently, in the realm of international politics, the intensification of tensions between NATO member states and Russia,triggered by Russia’s invasion of Ukraine, and China’s increasing alignment with Russia, as it competes with the United States for supremacy in the domains of resources and technology, have contributed to a continued deterioration of relations among major powers. Simultaneously, it is noteworthy that in Western democracies and the United States,anti-globalism, isolationism, and immigration have become focal issues in recent elections, calling into question the long-standing principles of international cooperation and immigration policies that have underpinned regional coexistence. In Western European countries, reports indicate that far-right forces advocating anti-globalism and the exclusion of immigrants secured 84 out of 720 seats in the European Parliament elections held in June, thereby establishing themselves as the third-largest political group. Similarly, in the United States, there is a possibility that in the upcoming presidential and congressional elections in November, the Republican Party – whose platform emphasizes “America First”and immigration restrictions – may emerge victorious. The rise of these anti-globalist and nationalist movements poses the questions: why have they gained such considerable influence? Furthermore, what is the relationship between these movements and the worsening geo-political relations among major powers? Lastly, to what extent might these movements reshape the policy framework of regional coexistence?
To address these questions, the Organization for Regional and Inter-regional Studies (ORIS) will hold a two-part conference on this theme. The morning session will consist of a plenary assembly, during which four presenters will offer a global perspective on the issues, with a particular focus on the United States, Europe and Japan, using elections,isolationism, and immigration as key analytical lenses. The afternoon session will be divided into three specialized sub-committees, where panelists will engage in a detailed examination of the trends surrounding anti-globalism, isolationism, and immigration in the respective regions of the United States, Europe, and Asia.
参加申し込み
こちらの申込フォームに必要事項をご記入ください。（QRコードからもお申し込み可能です。）
参加無料、事前登録制【会場200名＋オンライン】
※登壇者への質問は、シンポジウムの事前と事後に受け付けています。質問のある方は、以下のメールアドレスまでお送りくだい。なお、当日も時間の許す限り、フロアからの質問を受け付ける予定です。メールアドレス：oris_research【】list.waseda.jp ※メールを送る場合は【】を@に変えてお送りください。
お問合せ
早稲田大学地域・地域間研究機構事務局
E-mail：oris-jimu【】list.waseda.jp ※メールを送る場合は【】を@に変えてお送りください。
