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日本最大級の学園祭を徹底解剖 11/2、3は早稲田祭&理工展に行こう!

左から、「早稲田祭2024」運営スタッフの夏目さん、佐俣さん。「理工展連絡会」の能瀬さんと鍋山さんは理工展ポーズ

いよいよ今週末11月2日(土)・3日(日)に、学内最大のイベントである「早稲田祭2024」と「理工展」が開催されます。日本最大級の学園祭でありながら、実は学生が主体となりゼロから企画・運営しているんです! そんな学園祭の魅力に迫るべく、「早稲田祭2024」運営スタッフ2名と、理工展連絡会のメンバー2名の特別対談を実施。今年の見どころや運営の裏側まで、徹底取材しました!

「早稲田祭2024」運営スタッフ
代表 政治経済学部 3年 佐俣 竣介(さまた・しゅんすけ)
第三副代表 法学部 3年 夏目 こころ(なつめ・こころ)
理工展連絡会
副代表 先進理工学部 3年 鍋山 亜希(なべやま・あき)
情報局局長 先進理工学部 3年 能瀬 由翔(のせ・ゆうと)

「早稲田祭2024」「理工展」それぞれの魅力とは

――早稲田祭の魅力について教えてください。

佐俣:早稲田祭は早稲田文化の祭典だと考えていて、出展するサークルや来場者の方が多いところが絶対的な魅力かなと思っています。長い歴史の中で学生を中心に早稲田文化が育ち、その祭典として確立されているという点は、自分たちが1番誇りに思っているところでもありますね。

――早稲田文化とは具体的にはどのようなものだと思いますか?

佐俣:大きく二つあって、一つはまずわれわれ早大生の熱量の大きさ。日々の活動に対して本当に多くの早大生が本気で打ち込んでいる姿を見て、早稲田祭当日に見える景色だけでなく、そこに至るまでの苦労や困難、楽しかった日々の活動にも着目したいと思い、今回のテーマを「物語」に決めました。「早稲田祭2024」ではぜひそのエネルギーを体感してほしいです。

もう一つはバラエティーの豊かさ。これは理工展にももちろん当てはまると思うのですが、「こんなことやっている人もいるんだ!」っていう面白い学生が本当に多くて。その多様さが、自分が早稲田ですごく好きなところでもありますし、早稲田祭でも大切にしていきたいと思っています。

――理工展の魅力はどんなところですか?

能瀬:技術力と科学の面白さ、そしてそれらを伝える力だと思っています。今回のテーマである「PRISM」は、その色彩が見方によって変わるもの。理系分野における技術や科学は、知ることによって新しい見方を得るようなものだと思っているのですが、理工展はそれらを体現した未来の文化祭になっています。

小さなお子さんに伝えることも意識しているので、「科学ってこんなに面白いんだ!」「自分が遊んでいるゲームの裏にはこんな技術があるんだ!」とか、 そういった発見をしてもらえたらうれしいですね。僕自身、そして理工展連絡会のみんなが、本当に理系分野が好きなんです。そんなメンバーと共に、来場者に寄り添いながらその面白さを一つ一つ丁寧に伝えていけることが、理工展の魅力だと思っています。

写真右:2024年の理工展のポスターと、マスコットキャラクター「矢口くん」のグッズ。学園祭のテーマは理工展連絡会全体にアイデアを募集した後に、テーマ委員会が中心となって決めている

運営スタッフイチオシ! 注目ポイント&目玉企画

――今年の注目ポイントを教えてください。

佐俣:「早稲田祭2024」のテーマカラーは水色とオレンジで、めちゃくちゃかわいいんです! これは今年のキャッチコピー「君物語、結集。」から想起しており、準備から早稲田祭に至るまでの期間を一つの物語として捉えたときに、完結する場所である早稲田祭当日は晴れた空であってほしいという思いから来ています。例年、早稲田祭の装飾は評価していただけるポイントなのですが、多くの人が訪れるキャンパスがポスターなどの装飾によって水色になっていくというのは、すごく爽やかなイメージだと考えました。普段の早稲田では見られないような景色に、ぜひ注目していただきたいですね。

「早稲田祭2024」のポスターとマスコットキャラクターの“わせだサイくん”。ポスターに使用されている、今年のテーマカラーの水色は晴れた空、オレンジは太陽をイメージしているそう

夏目:企画もたくさん用意しており、初の取り組みとして、各地方の学生稲門会の物産展企画「早稲田旅手帖」を行います。地方から数多くの学生が集まる早稲田ならではの企画で、日本各地の特産物を販売します。また、昨年パンデミック前の賑わいを取り戻し大盛況だった飲食物販売企画では、屋台コンテストも行うので、ぜひお気に入りのお店に投票してください!

写真左:物産展企画「早稲田旅手帖」の企画ロゴ
写真右:「早稲田祭2023」での屋台の様子。今年は「あなたの推し屋台を見つけよう!」をテーマに来場者の投票による屋台コンテストを行う

鍋山:理工展では、今年初めて挑戦する注目企画が二つあります! 一つ目は、大学対抗のeスポーツ大会「Rikoten Esports CUP」。予選を勝ち残ったチームによるバトルの観戦に加えて、eスポーツに関連した最新技術に触れることのできる体験ブースがあります。このブースでは、理工学部1年生の必修科目である「基礎実験1」の体験ができるVRゲームなどがプレイできるのですが、ゲームは理工展連絡会に所属する学生が一から作っていて、その技術力に注目です。他にも、プロジェクションマッピングやARコンテンツなど、体験型のコンテンツを幅広く楽しめます!

「Rikoten Esports CUP」の告知画像

二つ目は、本年度限りの企画「万博教室」。2025年に開催が迫った日本国際博覧会(大阪・関西万博)が理工展にやってきます! 万博に関する最新技術や“未来の都市”をテーマとした講演会の他、万博に関するクイズ大会も開催予定。昔と今の万博の違いや現在の万博における最新技術などについて、楽しく学ぶことができます。

大阪・関西万博のポスター。理工展連絡会の代表の発案で「万博教室」の企画が決まったそう

完全学生運営! 学園祭当日までの道のりを紹介

企画・運営から財源確保に至るまで、学生のみで運営している「早稲田祭2024」&理工展。開催当日までどのような活動をしてきたのか、それぞれ振り返ってもらいました。

「早稲田祭2024」運営スタッフ

総勢約650名にも上るメンバーが、会場整備・参加対応・開発・企画・広報制作・渉外・総務・財務の8つの局に分かれて活動。代表1人と副代表3人の計4人の幹部が中心となり、組織を運営する様子はまるで企業のよう。

2024年1~2月 役員決定・各チームの体制づくり

佐俣さん

早稲田祭では、当該年度の役員の選出を運営スタッフ内の選挙で行います。候補者演説の際には、何をしたら早稲田祭のためになるか、運営スタッフのためになるか、真剣に向き合ってスタッフのみんなに訴えることを大切にしました。

2024年4月~6月 新歓活動・新規メンバー入会

写真:2024年の新歓企画の様子。説明会(左)の他、運営スタッフとキャンパス周辺を散策しながら活動について話す「もしも運スタになったらツアーズ」(右)など、さまざまな企画を行った

夏目さん

新規メンバーを約300名迎え入れる新歓は、一年間の中でも大きなイベントの一つ。2年目のメンバーを中心に、オンライン説明会や「もしも運スタになったらツアーズ」いった運営スタッフ独自の企画や広報を繰り返し行い、未来の早稲田祭を支えるメンバーの獲得に努めました!

2024年8月 各企画参加団体の募集、運営計画の作成、各種広報物の作成など

写真:装飾用の看板制作中のひとコマ。戸山キャンパス学生会館地下2階にて

2024年9~10月 企画実施に向けた調整・リハーサル

佐俣さん

8つあるそれぞれの局が、運営スタッフ内外と調整を重ねて当日に向けて準備をします。サークルはもちろん、キャンパス周辺の商店会や協賛企業など300を超える団体とやり取りするので、希望する企画場所や時間、内容が被っていたり、熱い思いがゆえに方針が衝突したりと、時には対立することも。9月以降は「1日24時間では足りない」と思うほど忙しいのですが、やりがいのある期間です。

2024年11月2日、3日 早稲田祭当日

理工展連絡会

所属する学生は全員理工学部生! 約450人ものメンバーが企画・広報・財務・情報・総務の5つの局に分かれて活動しています。技術力が強みで、ゲームの開発からアプリの制作、“矢口ちゃん”(VTuber)の運営まで全て自分たちで行っているそう。

2023年6~8月 代表選挙、副代表選挙、役員決め

能瀬さん

理工展では毎年夏に翌年の代表選挙を行い、次年度の役員が決まった状態でその年の理工展開催に臨みます。理工展連絡会で選挙委員会を立ち上げ、その管理のの下、信任・不信任などの投票を次期執行代である2年生全員で行います。

2023年12月 代替わり(新役員始動)・クリスマスパーティー

鍋山さん

代替わり直後は毎回全体活動前に役員会議があり、会議のために早起きするのがなかなか大変でした(笑)。

2024年4~7月 新歓活動・アイデアソン(1年生)

写真:アイデアソン発表会当日の様子。理工展連絡会に所属したばかりの1年生をグループ分けし、上級生がメンターとして相談に乗りながら、実際に学園祭の企画を作ってみようというもの。施策をまとめていく課程で、各局の仕事内容を学んでもらい、モチベーションアップを図った

能瀬さん

新入生が加わることで大所帯となり、てんやわんやになりながら活動をします。今年は初めての取り組みとして、1年生に理工展を知ってもらい、企画・運営に触れてもらうアイデアコンテスト施策「アイデアソン(ミニ理工展)」を実施しました。

2024年10月 直前準備・ハロウィンパーティー

ハロウィンパーティーでの一枚。理工展当日に向けてさらにテンションが上がるそう

鍋山さん

開催が1カ月後に迫り、全局が慌ただしく準備を進める中、開催一週間前には理工展恒例のハロウィンパーティーをします。朝から仮装をしてみんなで当日に向けた準備作業をするんです!

2024年11月2日、3日 理工展当日・反省会

当日の注意事項、開催概要

佐俣:とにかく来場者が多いです。構内の自動販売機が売り切れる場合もあるので、飲料を持参してください!

夏目:早稲田駅はかなりの混雑が予想されるので、高田馬場駅や西早稲田駅から歩いて来場いただくこともご検討ください。また、早稲田キャンパスだけでなく戸山キャンパスでも著名アーティストのライブ企画などを行うので、ぜひ隅々まで見てもらえるとうれしいです!

写真:「早稲田祭2024」のパンフレット。今年は1日目と2日目でデザインが異なるのだとか!(左が1日目、右が2日目)

鍋山:理工展の情報が詰まったアプリ「アプリコ」をぜひ事前にダウンロードしてからお越しください! 企画の整理券もアプリコから取得することができます。また、実験企画で作ったものを持ち帰ることもあると思いますので、エコバッグなどがあると良いかもしれないです。理工展オリジナルグッズとしてエコバックも販売しておりますので、そちらもご活用ください!

理工展の公式アプリ「アプリコ」。キャンパスのマップから企画のタイムテーブルまで、 このアプリで全て確認することができる

「早稲田祭2024」概要

日時:2024年11月2日(土)、3日(日) 10:00~17:00
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス、戸山キャンパス

◆公式Webサイト:wasedasai.net
◆公式X:@wasedasai
◆公式Instagram:@wasedasai
◆公式YouTube:Wasedasaiofficial
◆公式TikTok:@wasedasai
◆公式マスコットキャラクター「わせだサイくん」公式X:@wasedasai_kun

早稲田祭開催に先立ち、以下の日程でカウントダウンイベントと前夜祭を開催します。

【Countdown Event】
◆10月28日(月) 12:25〜12:55(西早稲田キャンパス 中庭)
◆10月29日(火) 12:25〜12:55(戸山キャンパス 戸山の丘)
◆10月30日(水) 12:25〜12:55(早稲田キャンパス 3号館前)
◆10月31日(木) 12:25〜12:55(早稲田キャンパス 大隈記念講堂前)

【前夜祭】
◆11月1日(金) 17:00~19:00(早稲田キャンパス 大隈記念講堂 大講堂)

「第71回理工展」概要

日時:2024年11月2日(土)10:00~17:00、3日(日)10:00~16:00
場所:早稲田大学 西早稲田キャンパス

◆公式Webサイト:https://rikoten.com/
◆公式X:@rikoten_waseda
◆公式Instagram:@waseda_rikoten
◆公式YouTube:早稲田大学理工展公式アカウント
◆矢口くん公式X:@RikotenYaguchi
◆矢口つむぎ公式X:@waseda_tsumugi
◆矢口つむぎ公式YouTube:@yaguchi_waseda
◆「バーチャル理工展」、理工展パンフレットアプリ「アプリコ」のダウンロードはこちら

【次回フォーカス予告】11月5日(火)公開「読書特集」

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