「学生参画/スチューデント・ジョブ」スタッフの横顔
競技スポーツセンター 学生プロジェクト VIVASEDA 代表
教育学部 3年 原 碧唯(はら・あおい)

戸山キャンパスにある競技スポーツセンター前にて
キャンパスで学びながら、大学の価値向上につながる活動に参画したり、働いたりする学生たち。このように、大学で重要な役割を担っている「学生参画/スチューデント・ジョブ」にはどのような学生が、どのように携わっているのか、彼らの横顔を紹介します。今回は、競技スポーツセンター学生プロジェクトのVIVASEDAで活動する、教育学部3年の原碧唯さんの日常を紹介します。
Q. 学生参画/スチューデント・ジョブにはいつから関わるようになりましたか?
1年生だった2021年からです。
Q. 始めたきっかけは何ですか?
当時VIVASEDAは東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた活動をしていました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で1年延期されたものの、自国開催という人生で一度あるかないかという機会に、学生という身分で関わることができることに魅力を感じ、参加を決めました。また、大学直属の組織という安心感があることや、活動の幅が広いということも参加を決めるきっかけの一つでした。
Q. どのような活動をしていますか?
現在は2024パリオリンピック・パラリンピックに向けた活動の第一歩として、今年7月に開催される世界水泳選手権2023福岡大会に向けて、所沢キャンパスで事前キャンプを実施するイタリア選手団をサポートするボランティアに向けて準備を進めています。
また、競技スポーツセンターや応援部と協力し、早稲田スポーツを学生から盛り上げる活動をしています。特に学生を早慶戦応援ツアーに呼び込むための施策や、ツアーに参加した学生の方々に楽しんでもらえるようなレクリエーションの考案などを行っています。日常の活動はオンラインが多く、作業時間は自分の都合に合わせて設定することができます。
Q. 活動を通して感じたことを教えてください。
最も感じたことはスポーツの持つ力の大きさです。野球のWBC(ワールドベースボールクラシック)やサッカーのワールドカップの熱狂はもちろんですが、大学スポーツもまた、たくさんの人を魅了してきました。その力を間近で見られた ことは一番大きな点だと感じます。
昨年度は応援ツアーを通して多くの試合を観戦しました。実際にに早稲田大学の選手を応援する中で、「大学スポーツってすごいんだな」というのが率直な感想でした。プロの試合のように遠い存在の選手ではなく、同じ大学に通う同世代の学生がプレーしていて、一緒に盛り上がり、悔しがり、喜び、肩を組んで『紺碧の空』を歌う仲間が隣にいる。それがきっと大学スポーツの、そして早稲田スポーツの醍醐味(だいごみ)なのだと思いました。だからこそ、プロの選手よりも親近感がわき、より一層熱くなれると感じただけでなく、この魅力をもっとたくさんの人に届けたいと思いました。それが今の活動に関わっている最大の原動力です。
写真左:応援ツアーの際、事前に競技内容の紹介や応援歌の練習を行う「事前レク」では司会を務めました
写真右:2022年9月のア式蹴球部の応援ツアーの様子。この他、4月のレガッタ、5月の野球、7月のバレーボール、ラクロスとバスケットボール、12月のラグビー、1月のアイスホッケーの試合を観戦しました
また、コロナ禍のため味わえなかった、同じ場所で人と人が協力して何かを成し遂げることの重要性を再確認することができました。初めは小さなことでも、たくさんの人が関わることで、大きなイベントを成功させることができる現場にいられたことは、人の持つ底力を学ぶ良い機会だったと感じています。
Q.学業とスチューデント・ジョブ、サークル活動など、複数のことを両立させるためにどのような工夫をしていますか?
私は作業時間を明確に設定し、その時間以外では極力作業をしないようにしています。例えば大学にいるときは基本的にスチューデント・ジョブの作業を、家に帰ったら勉強を最優先に行うようにしています。オンラインがメインの活動であるからこそ、できるやり方だと感じています。ただ、予定通りにいかないこともあるので、その場合も時間を明確に決めて行動するようにしています。
Q.活動に関する今後の抱負や、チャレンジしようと思っていることを聞かせてください。
早稲田スポーツは多くの学生を魅了する力を持っていると思います。一方で、現在はコロナ禍の影響で試合観戦から学生の足が遠のいているのも事実です。だからこそ、試合観戦のハードルを下げ、連綿と受け継がれてきた「早稲田文化」を継承できるよう、スポーツに関心が低くても盛り上がれるイベントを作っていきたいです。
授業期間中の1週間の過ごし方

VIVASEDAのメンバーとして過ごした2022年秋のとある一週間