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読書で米国をタイムスリップ、ツーリングで日本を楽しむ

文学学術院准教授 マヌエル・アスアヘアラモ

ベネズエラ、ニカラグア、そしてアメリカ合衆国でスペイン語と英語のバイリンガルとして育つ。カナダのアルバータ大学を卒業後、文部科学省国費留学生として来日し、早稲田大学大学院で特別聴講学生として履修。その後、東京大学で修士学位を取得し、ハーバード大学で比較文学の博士課程に進学。韓国の高麗大学と延世大学、中国の北京師範大学、台湾の国立台湾大学にも留学。東京大学で博士学位を取得後、東洋大学、神奈川大学、上智大学などで非常勤講師を務め、早稲田大学の准教授に就任。

私の専門分野が世界文学や比較文学であることから想像できるように、私は若い頃からいわゆる文学少年でした。物心がついてからとにかく活字が大好きで、その中でもとりわけ別世界や外国の風景を描いている小説が“大好物”でした。今もその「旅好き」が健在です。

今、大学で教えている文学作品や、研究している分野の作品のほとんどはフィクションですが、ノンフィクション、特に歴史書を読むのも大好きです。コロナ禍になってから、歴代米国大統領の伝記を読むことがマイブームの一つになっています。英語の格言に、”The past is a foreign country: they do things differently there.”(過去は外国である。風習が全く違うのだ)というものがありますが、初代大統領のワシントンの時代からミクロのレベルで変わっていく米国の文化や人々の生活様式について読むことが本当に面白く、楽しいです。米国大統領の伝記は一冊800ページ以上のボリュームがあるものばかりなので、この秋学期に入ってやっと第8代大統領の伝記を読み終えました。20世紀のケネディどころか、19世紀のリンカーンにたどり着くまでの道のりはまだ先が長いですが、この読書によるタイムスリップを楽しんでいく予定です。

本棚に並べられた伝記の数々。読んだ本には付箋がぎっしり

ヘルメットで顔をしっかりガード

また、コロナ禍になって一人で過ごす時間が増え、人混みを避けるようになったWithコロナの時代に突入すると、マスクを着けての散歩よりは、ヘルメットという名のマスクをかぶって街や郊外をバイクで走ることもマイブームになりました。

日本製の自動車同様、日本製のバイクも世界的にとても有名で、私も日本に来る前からヤマハやスズキ、ホンダ、カワサキといった日本メーカーのバイクに対してなんとなく格好良いというイメージがあり、来日して大学院に通っていた20代前半に免許を取得し、バイクに乗るようになりました。

(左から)カワサキ「エプシロン250」、スズキ「SV650 ABS」。エプシロンは日本で初めて購入したバイクで、大阪までツーリングするなど思い出の詰まった一台

日本の自然が好きなので、週末は東京近郊(伊豆半島や箱根、軽井沢、秩父など)に日帰り、または1泊でツーリングに出掛けることもよくあります。週末丸ごと時間が取れないときは、お台場海浜公園や、郊外のIKEAまでバイクで行ったりもします。毎年参加している、幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ」にも、基本的にバイクで行きます。最長距離だと東京から大阪まで行ったことがありますが、いつかは北海道でのツーリングにも挑戦したいと思っています。ツーリングに出掛けるたびに、日本はやっぱりバイクだな、と勝手に(笑)実感します。

栃木県日光方面を訪れた際の一コマ

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日は毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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