サクサクのコロッケパンが人気
イトウベーカリー
【取材・文】
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
大学院法学研究科 修士課程 1年 植田 将暉(うえた・まさき)

カレーパンを手に、大隈庭園にて
早稲田キャンパス正門から大隈記念講堂を右手に見ながら、書店の成文堂とUni.Shop&Cafe125に挟まれた小道を通り抜けて、新目白通りを横切る横断歩道を渡ると、その先に白い看板と木の扉が印象的な「イトウベーカリー」が目に留まります。
お店を営む伊藤さんは、別のパン屋で働いた後独立し、学生時代にアルバイトをしていた早稲田の街に自分の店を構えたそう。開業から今年でちょうど丸4年、今では開店直後から多くのお客さんが列をなす、地域に愛される人気のお店です。

パンの良い香りがお店の外に漂ってくることも
私自身、「イトウベーカリー」の大ファンです。近所に住んでいるので、朝食や昼食にサンドイッチをよく買っています。その時々の気分に合わせて選んでいるつもりなのですが、「みそカツサンド」330円や甘酢タレのかかった「チキンカツサンド」280円など、創作系の総菜パンをよく食べている気がします。ボリューム満点でありながら、さっぱりとした味付けで飽きません。具材もバラエティー豊かで、どれを食べようか選ぶのがいつも楽しみです。味も満足感も文句なし!
お勧めメニューはサンドイッチだけではありません。「カレーパン」220円や「クリームパン」230円、「食パン」1斤310円といった定番のパンも人気だそうです。中でもお店のイチオシは、「コロッケパン」200円。なんと注文を受けてから一つ一つ、その場でコロッケを挟み、ソースを塗って提供しているそう。ちょっと手間はかかるけれど、コロッケをサクサクの状態で食べてほしいという店主のこだわりがあります。
サンドイッチは種類も充実! 右の写真のパンは、取材時に購入したもの。手前右から時計回りに、「コロッケパン」200円、「ゴボウサラダのサンドイッチ」340円、「みそカツサンド」330円、「カレーパン」220円

桜の花の塩漬けが添えられた「さくらベーグル」290円に季節を味わう
惣菜パンだけでなく、「あんパン」180円、「メロンパン」220円のほかにも、「ミルクフランス」200円や「パン・オ・ショコラ」260円など、甘いパンも充実しています。さらには季節のメニューも用意されています。取材に訪れた日は、ちょうど春メニューの最終日。取材後におやつとして食べた、「さくらベーグル」のおいしさに名残惜しさを覚えながら、次の夏メニューになる予定だと教えてもらった「レモンあんパン」が待ち遠しくてたまりません!
「イトウベーカリー」の特徴は、お店の中央にあるショーケース。ずらりと並んだパンの中から気に入ったものを選んで注文すると、お店の人が取ってくれます。コロナ禍でも安心感はバツグンです。「イトウベーカリー」が目指しているのは、敷居の高くないイメージなのだと、店主の伊藤さんは話します。流行を追いかけるより、お客さんの入りやすい地域に根ざしたお店にしたい、そんな思いもあって、学生でも気軽に入れる雰囲気になっています。
天気が良い日は、「イトウベーカリー」でパンを買って、大隈庭園やキャンパスのベンチでランチを食べるのはいかがですか? おいしいパンに出合えること、間違いありません。
写真左:パンの種類が一番充実しているのは11時頃だとか
写真右:店の反対側にはリーガロイヤルホテル東京が。すぐそばには大隈庭園も
店舗情報
【住所】東京都新宿区西早稲田1−10−7
【TEL】 03-6265-9018
【営業時間】7:00~18:00(なくなり次第終了)
【定休日】日曜日、月曜日
【Twitter】@yo4taka291
【Instagram】@itobakerywaseda
※記事中の価格は全て税込み
店主の伊藤和貴さんから早大生へ一言
「ランチのレパートリーにぜひ入れてください(笑)。こちらの通りに来たときは、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!」