シンプルな食材と味付けがこだわり
「フランス食堂 montée」
【取材・文】
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
社会科学部 3年 勝部 千穂(かつべ・ちほ)
西早稲田交差点近くの路地裏にたたずむ「フランス食堂 montée(モンテ)」。かわいらしい外観で、店内は暖色の明かりとにぎやかなシャンソンが流れ、お客さんを温かく迎え入れてくれます。
もともとは牛込神楽坂にあるビストロで修行をされていた、オーナーでシェフの脇阪さんが、2013年にオープンしたビストロ。店名の「montée」は、フランス語で「上り坂」を意味し、お客さんがワンポイントで呼びやすく覚えやすい店名にしたいという脇阪さんの思いが込められています。
早稲田キャンパスの西門から近いため、お昼は早稲田の教職員、夜はゼミの教員と学生がよく来店するそうです。その他にも、近くの学校の保護者の方や近所のご家族など、さまざまな人たちが集まります。
写真左:目印となる「montée」の看板。入り口にはコースのメニューなどが紹介されている
写真右:店内にはワインやフランスの雑貨などが飾られている
ランチメニューは、それぞれ4種類ある前菜と主菜から1つずつ選ぶセットメニュー。今回紹介するのは、お店で一番人気という「鶏レバーのパテ ポルト酒風味」と「牛バラ肉の煮込み クースクース添え」のセットです。パテは、脇阪さんが修行していたお店の作り方を継承しながらも、独自のアイデアで蜂蜜をかけたり、レーズンを添えたりするなどの工夫もしています。鶏レバーのコクのある風味は残しつつ、蜂蜜やレーズンの甘みがよいアクセントとなっていて、とてもおいしかったです。来店したお客さんは必ずといってよいほどパテを頼むそうで、オーナーお勧めのメニューです。

前菜「鶏レバーのパテ ポルト酒風味」と主菜「牛バラ肉の煮込み クースクース添え」とバゲットで1,265円(税込み)。
大人気のパテがサラダとよく合い、お肉も野菜もおなかいっぱいに楽しめます
また、牛バラ肉の煮込みは必ず3時間煮込み、1日寝かせてから当日にもう1時間煮込むのがおいしさの鍵だそうです。トマトベースでも、お肉は白ワインで味付けされているのが特徴で、1日寝かせたことでお肉の柔らかさやうまみが「montée」ならではの味を作り出しているのだと感じました。脇阪さんのこだわりは、シンプルな食材に手を加えてさらにおいしくすること。フランス料理は加工する技術が素晴らしく、どんな食材でもおいしく仕上げるのが職人の腕の見せどころだと話します。
その他にも、日替わりのお魚料理やデザートセットなど、種類豊富なメニューからフレンチのコースをリーズナブルに楽しむことができます。料理をしっかり盛っておなかいっぱい食べて帰ってもらうことがコンセプトの「montée」。最近は予約で満席なことが多いという大人気のお店で、ボリュームたっぷりの本格フレンチを楽しんでみませんか?
写真左:前菜「ラタトゥイユ」と主菜「本日のお魚料理」とバゲットで1,265円(税込み)。この日のお魚料理はマダラで、クリームソースとの相性抜群!
写真右:デザートセットは550円(税込み)。今回は「モンブラン」と「ブレンドコーヒー」をチョイス
店舗情報
【住所】東京都新宿区西早稲田2-4-16
【TEL】03-6380-2528
【営業時間】11:30~14:00、18:00~20:00
(ディナーは完全予約制)
※新型コロナウイルスの感染状況による変更あり
【定休日】日曜日、祝日
【Webサイト】http://montee-nishiwaseda.com
【Twitter】@monteewaseda
オーナーの脇阪さんから早大生へ一言
「早大生の皆さんも、お祝い事をするときや記念日、友達とのランチなどにぜひmontéeを利用してくれればと思います!」