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教育学部総代・林諒「サークルで得た、かけがえのない“緩”く密な経験」

2019年度卒業 総代メッセージ【2020年度入学記念号】

教育学部総代・林 諒(はやし・りょう)さん

吹奏楽で自由に音楽を楽しんだ

早稲田大学教育学部理学科の4年間の中で特に印象に残っているのは、吹奏楽サークルでの活動です。「わせだ吹奏楽同好会(緩)」(公認サークル)に所属し、その名の通り“緩”く音楽を続けたい人が集まるところでした。とは言っても、それは決して適当にこなすというわけではありません。音楽に対するさまざまな姿勢や概念を認め、例えばクラシック主体の吹奏楽にジャズやファンクを融合させて演奏をするなど、音楽を自由に楽しめる団体を志したサークルです。

一つ上の学年の先輩が立ち上げたサークルでもあったので、ほとんど最初期から関わることができ、最初は20人ほどだったのが今では100人以上の団体に成長しました。私の大学4年間と密接に結び付いた、“緩”い経験となりました。

考えの違う者同士の調和

サークルの中で、私は日々の練習を統括し、定期演奏会では指揮者も担当する「学指揮」のチーフとして頑張りました。大学に入るまで指揮を担当したことはなかったので、初めての定期演奏会では楽譜を見るのを忘れるくらいに緊張しましたが、終わった後は達成感もあり、とても楽しい記憶として心に残っています。このサークルのコンセプト上、人によって考え方が違う中で調和させるのは難しくもありましたが、早稲田祭ではストリートでビッグバンド形式の演奏に挑戦するなど、みんながやりたいことを最大限に突き詰めることができたのがとてもうれしかったです。

「わせだ吹奏楽同好会(緩)」の演奏で指揮する林さん

創造理工研究科で衛星地球観測学を研究

サークルの活動にも全力を注いでいましたが、私が大学生活で優先順位の一番目に置いていたのは勉学でした。自分の興味のあるものを一生懸命に学びたいと思い、プログラミングの授業などを受けていました。好きな科目を取って、あまり苦もなく勉学に励んでいたので、その結果として総代に選ばれたというのは少しびっくりしています。4月からは大学院創造理工学研究科に進学し、これまで研究していた衛星地球観測学をさらに突き詰めていきたいと思っています。プログラミングや機械学習についても学んでいたので、ビッグデータを用いて統計的に地球環境について研究できれば面白いでしょう。これまでの学びを生かし、新しい領域にどんどんチャレンジしていくつもりです。

サークルのメンバー

新入生は入学式が中止になってしまい、大学のサークルやコミュニティーとの出合いが難しいと感じてしまうかもしれません。それでも大学には楽しい空間があふれています。SNSなどを活用して積極的に情報を得てほしいと思っています。わせだ吹奏楽同好会(緩)のツイッターアカウントでも今後の活動を発信していきます。

取材・文:原航平

撮影:石垣星児

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