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商学部総代・髙木敏幸「高専から編入、学習の日々を認められうれしい」

2019年度卒業 総代メッセージ【2020年度入学記念号】

商学部総代・髙木 敏幸(たかぎ・としゆき)さん

会計学や経営学など実践的な学びを得た

福島県の工業高等専門学校に5年間通っていた私は、大学3年次から早稲田大学の商学部に編入しました。会計学や経営学について、より実践的な学びを得たいという思いがあったからです。

新しい学習環境はとても新鮮なものでした。中でも、先生や学生たちの物事に対する考え方の多様さに刺激を受ける場面が多かったように思います。福島の高専にいたときはみんなが同じ授業を受けていて、それはそれで切磋琢磨(せっさたくま)することができました。しかし5年間という長い学生生活を、同じ顔ぶれと過ごすことで自分の中の趣味嗜好(しこう)に偏りができていってしまったのです。

それが早稲田大学ではそれぞれの学生によって興味の範囲が異なっていたり、持っている情報の量や質が違っていたりする。ゼミや授業で知り合った友達、先生に至るまで、さまざまな人と交わすコミュニケーションが自分の考え方に影響を及ぼすきっかけになっていきました。

他大学生とのディスカッションの思い出

ゼミでは、他大学(慶應義塾大学・立教大学)の学生とディスカッションをした経験が印象に残っています。内容としては、ある業界から数年後を見据えて投資すべきだと思う企業を各大学ごとに選定し、集めた情報を元に資料を作ってプレゼンテーションをするというもの。普段の授業のグループワークよりも密度の濃い議論を交わして、こうした経験を就職活動などでも大きく生かすことができました。10人ほどのグループだったので役割分担が少し大変でしたが、まとめ役としてそれぞれにやるべきことを割り振ったり、スケジュール管理をする中で、社会に出てからの仕事に近い実践的な学習に挑戦することができたと思います。

また、会計学や経営学といった専門分野の授業以外にも、哲学や倫理といった授業も受けました。しかも、同じ「哲学」、同じ「倫理」という科目名であっても、異なる研究分野を持つ教授の複数の講義が聞くことができ、広く深く学べることが早稲田大学の大きな魅力でした。

「これだけは絶対、他の人には負けない!」というものを

普段から特に気を張ることもなく真面目に授業を受けていただけだと自分では思っているので、総代に選ばれたことには正直とても驚いています。私にとっての2年間はあっという間でしたが、その学習の日々が認められたというのは素直にうれしく思います。

私は2年間しか通うことができませんでしたが、4年間の大学生活は本当に長いので、好きなことに好きなだけ挑戦することができます。その期間の中で「これだけは絶対、他の人には負けない!」というものを勉強でも趣味でもいいので、ぜひ見付けてください。豊かな大学生活が送れるよう願っています。

取材・文:原航平

撮影:石垣星児

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