2023年1月2日、3日に開催が迫る「第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝2023)」。前回の箱根駅伝では総合13位と悔しい結果に終わった早稲田大学競走部は、2022年6月に花田勝彦新駅伝監督を迎え新体制がスタートしました(※)。10月の第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)は、箱根駅伝2022の結果により参加資格が得られず不出場でしたが、その後の箱根駅伝2023予選会では4位で本選出場を決め、さらに11月の第54回全日本大学駅伝対校選手権大会(以下、全日本大学駅伝)では6位となり翌年のシード権を獲得するなど、調子を上げてきています。今回の箱根駅伝特集では、花田勝彦駅伝監督、駅伝主将・鈴木創士選手、エースの井川龍人選手(いずれもスポーツ科学部4年)に個別インタビューを行い、新たなチームづくりや箱根駅伝2023に向けた意気込みなどを聞きました。また、16人のエントリーメンバーも紹介します!
(※)相楽豊前駅伝監督はチーム戦略アドバイザーとして引き続き競走部をサポートしている。

(左から)井川選手、花田駅伝監督、駅伝主将・鈴木選手。所沢キャンパスの織田幹雄記念陸上競技場にて(インタビューは11月16日に行いました)
▼ 花田勝彦駅伝監督「世界の舞台で活躍する早稲田らしさを取り戻すために」
▼ 駅伝主将・鈴木創士選手「最後まで変化を恐れず、気持ちよく勝って終わりたい」
▼ 井川龍人選手「エースとして、最後の箱根でしっかり区間賞を取りたい」
▼ 「#(ハッシュタグ)」で選手に応援を!
▼ 発表! 16人のエントリーメンバー
「世界の舞台で活躍する早稲田らしさを取り戻すために」
駅伝監督 花田 勝彦(はなだ・かつひこ)

県立彦根東高等学校出身、1994年早稲田大学人間科学部卒。学生時代は3年次に箱根駅伝総合優勝(本人は4区区間新記録)。卒業後はエスビー食品陸上競技部に所属し、アトランタ五輪10000m日本代表(1996年)、アテネ世界陸上マラソン日本代表(1997年)、シドニー五輪5000m・10000m日本代表(2000年)など輝かしい実績を残す。現役引退後は2004年に創部したばかりの上武大学駅伝部監督に就任し、就任5年目で同大学を初の箱根駅伝出場に導いた
――今回の監督就任にあたっての率直な気持ちをあらためて教えてください。
上武大学で12年、GMOインターネットグループ陸上部で6年、大学と実業団とでそれぞれ指導者として目の前のことに取り組んできました。そして今回、母校の早稲田に戻ってくることができた。「この日のために」と言ったら変ですけども、すごくいいタイミングでお話をいただいたなと思っています。
恩師である瀬古さん(※)からは、「駅伝で結果を出すことも大事だけれど、ポテンシャルのある選手が4年間でしっかり成長し、卒業後も世界の舞台で活躍する流れが早稲田らしさ。その伝統をもう一度取り戻してほしい」と言われました。
(※)瀬古利彦、1980年早稲田大学教育学部卒。在学時、箱根駅伝では4年連続2区を走り、3、4年次は区間新記録(当時)。卒業後はエスビー食品陸上競技部に所属し、モスクワ(1980年)、ロサンゼルス(1984年)、ソウル(1988年)と3度、オリンピック日本代表に選出された。国内外でのマラソン戦績は15戦10勝と圧倒的な強さを誇った。
その目標は意識しつつ、まずは「普段のジョギングをもっと大事にしよう」など基本的なことを中心に指導しています。ここ数年を見ていると、質の高いスピード練習などはできる反面、普段のジョギングをいいリズムで走ることや、30km前後の距離走などの地味で泥臭い練習はおろそかになっている印象です。選手たちにはまず、「普段から当たり前のことを当たり前にやろう」「試合で『1』を出すためには練習での『1』が大切になる。『1=1』だ」という話をしています。
――現役時代は瀬古さんに師事されました。当時の教えで今に生きていることは?
私自身を振り返れば、大学1、2年の頃はなかなか周りの期待に応えられませんでした。でも、3年のとき「思うように結果が出ないのは、花田自身の問題だぞ」と瀬古さんから厳しく指摘され、自分でも「変わらなければ!」と思ったことで、全日本大学駅伝や箱根駅伝でも区間賞を取ることができたんです。
結局、強くなるためには選手本人がどれだけ「強くなりたい」「速くなりたい」という気持ちで自主的に取り組めるかが重要です。私が瀬古さんから指導を受けて実感してきたことを大事にしていきたいですね。
写真左:花田駅伝監督が大学4年次(1993年)のヨーロッパ遠征での1枚。左から花田駅伝監督、瀬古利彦氏(当時、競走部長距離ブロックコーチ)、渡辺康幸元駅伝監督(当時、大学2年)
写真右:花田駅伝監督は2004年に上武大学駅伝部監督に就任。指導者として歩み始めた以降も瀬古氏との師弟関係は続いている
――箱根駅伝の注目点、応援してほしい部分を教えてください。
他大学と比べて選手層の薄さを指摘されることもありますが、箱根駅伝は10区間の勝負。そこで走れるだけの力がある選手は15人ほどいますし、それぞれがもっと実力を伸ばしていけば十分に戦えるチームです。長距離部員約30人が本番を万全で迎えられるように、そして、それぞれが100%の力を出せるように仕上げていきたいですね。
私自身、現役学生のときに「『早稲田ガンバレ』と応援されているうちはまだまだ。『花田ガンバレ』と名前で応援されて初めて一人前の選手だよ」と言われたことがあります。今の選手たちにもそうなってほしいです。箱根駅伝2023は声を出しての応援は禁止ですが、沿道で応援される場合には、ぜひ選手一人一人に向けてそうした思いを込めていただければと思います。
「最後まで変化を恐れず、気持ちよく勝って終わりたい」
駅伝主将 スポーツ科学部 4年 鈴木 創士(すずき・そうし) 浜松日体高等学校出身
――これまで出場した箱根駅伝で、鈴木選手個人としては1年次が7区4位、2年次が4区3位、3年次は7区5位と安定した成績を残しています。箱根のイメージをどのように捉えていますか?
注目度が高い大会だからこそ逆に吹っ切れるのか、今までの箱根では意外と緊張せず、楽しんで走ることができています。ただ、チーム全体でみれば前回は総合13位。下馬評では優勝を狙えるようなメンバーと言われていましたが、シード権すら取れませんでした。悔しい思いと同時に、「僕が主将を務める次の1年はこのままではいけない」と気持ちを引き締めてここまで取り組んできています。

箱根駅伝2022、平塚中継所でタスキをつなぐ7区の鈴木選手(左)(写真提供:日刊スポーツ/アフロ)
――駅伝主将として意識したこと、実践したことはありますか?
リーダー像を考える中で、「経営の神様」といわれる松下幸之助さん、日本マクドナルドなどを創業された藤田田さんなど、経営者視点のビジネス書なども読み、そこから何か知恵を得ることができれば、と実践してきました。
さまざまな気付きがありますが、その一つは「素直な心で物事を見ると本質が見えてくる」という点です。いろいろと考えてしまいがちな状況においても、フラットな目線で人に意識を向けることでその人の本質の部分を知ることができ、その人なりの思考が分かってくる。チームメイトとコミュニケーションを深めていくきっかけになりました。その結果、学年に関係なく意見が言い合える、風通しがいいチームを築くことができていますね。
――6月に花田駅伝監督が就任。花田駅伝監督からの言葉や指導で印象深いことは?
よく言われるのは「1=1」。練習で取り組んだ「1」のことがそのまま試合でも出る。逆に、練習以上のことを出そうとするからおかしくなってしまう。当たり前の練習をしっかりやって、当たり前に結果を出すことを大切にしていこう、という話をよくされます。

2022年8月、新潟県にある妙高高原スポーツ公園で行われた選抜メンバーでの合宿。練習を先頭で引っ張る鈴木選手(右端)とその隣を走る井川選手(写真提供:早稲田スポーツ新聞会)
全日本大学駅伝では、僕自身は故障の影響で走ることができませんでした。それでも6位という順位が取れたことで、総合力が上がってきた手応えを感じています。ここから箱根までの期間、変化を恐れず、自分にとって最後の駅伝を走るその日まで、もっとできることはないかを模索し続けながら練習に取り組んでいきたいです。
――箱根駅伝で「この人が頑張ると盛り上がる」という選手を教えてください。
たくさんいますけど、山下りが得意な北村光(スポーツ科学部3年)の存在は僕らのアドバンテージになる要素が大きいと思います。北村の走りには期待していますね。そしてもちろん、僕を含め、4年生がしっかりと走ることで、後輩たちも「先輩たちに付いていかなければ」という気持ちになってくれるはず。最後は気持ちよく勝って終わりたいです。
「エースとして、最後の箱根でしっかり区間賞を取りたい」
スポーツ科学部 4年 井川 龍人(いがわ・りゅうと) 九州学院高等学校出身
――13位に終わった前回の箱根駅伝を踏まえ、この1年はどのように練習に取り組んできましたか?
僕自身も含め、大会ごとに調子にムラが出てしまうのが一番あってはいけないこと。しかし、それが前回の箱根駅伝では悪い方に出てしまいました。今シーズンは、全員で事前にしっかりと準備をしてポイント練習(負荷の高い練習)に臨む心構えを持つことで、試合でも練習のようにムラが出ない走りを目指して取り組んできています。
僕の好きな映画『スパイダーマン』に出てくる有名なセリフに「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉があります。エースとして責任が伴うからこそ結果を大切にしようと、今年1年を通して「結果」にこだわって走ってきました。これまでトラックシーズンでは表彰台にも何度か乗ることができましたが、まだ1位は取れていません。最後の箱根でしっかり区間賞を取ってチームに貢献したいです。

2022年5月、第101回関東学生陸上競技対校選手権では10000mで2位に(写真提供:早稲田スポーツ新聞会)
――全日本大学駅伝では2区を走り、区間6位という結果に。どう振り返りますか?
今年は全日本大学駅伝の半月前に箱根駅伝出場のための予選会に出なければならず、全日本大学駅伝は完全な調整ができない中での走りでした。苦しいレース展開が予想されましたが、最終的に区間6位でまとめることができたのは、少し成長した点かなと思います。

箱根駅伝2023予選会、日本人2位の好成績でゴールする井川選手(写真提供:日刊スポーツ/アフロ)
――花田駅伝監督にかけられた言葉で印象深かったことは?
花田監督からは「ポテンシャルは誰よりもある。それを生かすためにはどう練習するか、どう生活と向き合っていくかが大事だ」と言われてきました。
それから、「結果を出そう」と意識して練習に取り組むことで自然と生活面も変わってきたように思います。実際に花田監督からも「良くなっている」と言っていただけています。ここから箱根に向けて最後の鍛錬期に入りますが、最後まで気持ちを抜かず、メンタル面も含めて鍛えていければと思っています。
――最後の箱根に向けての意気込みを聞かせてください。
今、早稲田がこれからどんどん強くなる気がしています。花田監督の1年目ということで結果も出さないといけません。そのためにも、僕が区間賞を取ってチームを勢い付けたい。後から振り返って「早稲田はあの年からまた強くなったよね」と言ってもらえるような土台を作っていきたいです。
花田監督からいつも言われているのは「1=1」という言葉です。僕自身は本番に強いタイプだと思っていますが、練習ではまだまだ「0.8」くらいしか出し切れていないと感じるときもあります。練習でしっかり「1」ができれば、僕の場合、試合で「1=1.2」くらいにできるかもしれない。そのときこそ区間賞を取れるはずです。
ラストスパートには自信がありますが、苦手なのはそこに至るまでの中間部分で耐えること。そこで応援していただけると、さらに頑張れるんじゃないかなと思います。
「#(ハッシュタグ)」で選手に応援を!
SNSでの情報発信にも力を入れている競走部。中でも、駅伝シーズンは公募により決定したハッシュタグでエントリーメンバーを応援する企画が人気だそう。応援メッセージは選手たちにもしっかり届いているとのことなので、皆さんもぜひ投稿してみましょう!
Twitter:@Waseda_Kyoso
Instagram:@waseda_kyoso
YouTube:早稲田大学競走部
【駅伝応援ハッシュタグ】
全日本大学駅伝の応援ハッシュタグが決定しました!
当日はこのハッシュタグをつけてSNSを盛り上げていきましょう📣応援よろしくお願いいたします❗️#臙脂で染めろ#全日本大学駅伝 pic.twitter.com/t6IdRvJZBZ
— 早稲田大学競走部 (@Waseda_Kyoso) November 3, 2022
2022年11月、全日本大学駅伝直前のツイート
発表! 16人のエントリーメンバー
12月10日に16名のエントリーメンバーが発表されました(※)。競走部マネージャーによる各メンバーのプロフィール紹介を、応援の「#(ハッシュタグ)」とともにお届けします。
(※)10区間の区間エントリーは12月29日に発表される。

スポーツ科学部 4年 鈴木 創士
(すずき・そうし)
静岡県・浜松日体高等学校出身
大一番で真価を発揮する駅伝主将。この1年間、熱い想いでチームをけん引し続けた。昨年度は他学部である商学部の授業を履修し、ビジネスコンテストで優勝するなど、起業家マインドも併せ持つ。 #死んだふり
大一番で真価を発揮する駅伝主将。この1年間、熱い想いでチームをけん引し続けた。昨年度は他学部である商学部の授業を履修し、ビジネスコンテストで優勝するなど、起業家マインドも併せ持つ。 #死んだふり

スポーツ科学部 4年 井川 龍人
(いがわ・りゅうと)
熊本県・九州学院高等学校出身
早稲田の絶対的エース。4年目の今年は、持ち前の爆発力に加えて安定感を身に付けた。普段はやんちゃキャラで、大のサッカー好き。実は、英・アーセナルの大ファン。 #いがわっしょい
早稲田の絶対的エース。4年目の今年は、持ち前の爆発力に加えて安定感を身に付けた。普段はやんちゃキャラで、大のサッカー好き。実は、英・アーセナルの大ファン。 #いがわっしょい

スポーツ科学部 4年 小指 卓也
(こざす・たくや)
福島県・学校法人石川高等学校出身
ポテンシャルNo.1のスピードスター。けがに悩まされた期間も長かったが、腐らず着実に力を付け続けてきた。クールな雰囲気とは裏腹に、実は後輩思いで下級生からも慕われている。 #こゆびーむ
ポテンシャルNo.1のスピードスター。けがに悩まされた期間も長かったが、腐らず着実に力を付け続けてきた。クールな雰囲気とは裏腹に、実は後輩思いで下級生からも慕われている。 #こゆびーむ

スポーツ科学部 3年 北村 光
(きたむら・ひかる)
群馬県・樹徳高等学校出身
山下りのスペシャリスト。走りの安定感はそのずれないメガネが表す通り。ガンガン攻める姿にはプライドとポテンシャルの高さを感じる。部屋には調理器具がなんでもそろっており、まるでキッチンだとか。 #ぶれない走りずれないメガネ
山下りのスペシャリスト。走りの安定感はそのずれないメガネが表す通り。ガンガン攻める姿にはプライドとポテンシャルの高さを感じる。部屋には調理器具がなんでもそろっており、まるでキッチンだとか。 #ぶれない走りずれないメガネ

スポーツ科学部 3年 佐藤 航希
(さとう・こうき)
宮崎県・宮崎日本大学高等学校出身
センスは陸上だけにとどまらない。私服の着こなしから部屋のインテリアまで、あふれ出るオーラはただ者ではない。チームの期待と信頼を背負った航希に勝る者などいないだろう。 #やっど佐藤
センスは陸上だけにとどまらない。私服の着こなしから部屋のインテリアまで、あふれ出るオーラはただ者ではない。チームの期待と信頼を背負った航希に勝る者などいないだろう。 #やっど佐藤

スポーツ科学部 3年 菖蒲 敦司
(しょうぶ・あつし)
山口県・県立西京高等学校出身
走りではもちろん、学業でもチームを引っ張る。早稲田のビジュアル担当。休日にはピアノを弾く一面もあり、競技、学業、プライベートと輝きの場をとどまらせない。多才という言葉がもっとも似合う次期駅伝主将。 #いざ菖蒲の時
走りではもちろん、学業でもチームを引っ張る。早稲田のビジュアル担当。休日にはピアノを弾く一面もあり、競技、学業、プライベートと輝きの場をとどまらせない。多才という言葉がもっとも似合う次期駅伝主将。 #いざ菖蒲の時

政治経済学部 3年 辻 文哉
(つじ・ふみや)
東京都・早稲田実業学校高等部出身
ついに復活! 1年次の出雲駅伝で区間新記録の好走をした辻が帰ってくる。寡黙だが人一倍の熱を内には秘めており、その爆発に期待が高まる。 #世間はもっと辻の復活に騒いだ方がいい
ついに復活! 1年次の出雲駅伝で区間新記録の好走をした辻が帰ってくる。寡黙だが人一倍の熱を内には秘めており、その爆発に期待が高まる。 #世間はもっと辻の復活に騒いだ方がいい

教育学部 2年 石塚 陽士
(いしづか・はると)
東京都・早稲田実業学校高等部出身
文武両道を体現する漢(おとこ)。授業の関係で実験や課題が多く、早朝に1人でポイント練習を行うことも。何事にも真面目で一途。慣れないオシャレにも挑戦中。 #はればれ陽士
文武両道を体現する漢(おとこ)。授業の関係で実験や課題が多く、早朝に1人でポイント練習を行うことも。何事にも真面目で一途。慣れないオシャレにも挑戦中。 #はればれ陽士

スポーツ科学部 2年 伊藤 大志
(いとう・たいし)
長野県・佐久長聖高等学校出身
走ることへの熱意と同じくらい高い美意識を持つ美容系ランナー。オシャレとメイクに困ったら大志に聞けば間違いなし。話し出したら止まらないマシンガントーク。知識の引き出しは無限大。 #強し速し伊藤大志
走ることへの熱意と同じくらい高い美意識を持つ美容系ランナー。オシャレとメイクに困ったら大志に聞けば間違いなし。話し出したら止まらないマシンガントーク。知識の引き出しは無限大。 #強し速し伊藤大志

政治経済学部 2年 伊福 陽太
(いふく・ようた)
京都府・洛南高等学校出身
今話題の伊福陽太。11月の上尾シティハーフマラソンでは好記録をマークし、チームで2番目の持ちタイムとなった。勉学に関してもいうことなし。この漢が臙脂(えんじ)を背負う日は遠くない。 #笑う門には伊福来る
今話題の伊福陽太。11月の上尾シティハーフマラソンでは好記録をマークし、チームで2番目の持ちタイムとなった。勉学に関してもいうことなし。この漢が臙脂(えんじ)を背負う日は遠くない。 #笑う門には伊福来る

教育学部 2年 菅野 雄太
(かんの・ゆうた)
埼玉県・西武学園文理高等学校出身
一般入試組の星。強い早稲田には一般入試組の活躍が欠かせない。普段からクラシックを聴き、ピアノの腕前もかなりのもの。現在ショパンの難曲に挑戦中。走りでも美しいメロディーを奏でるか。 #圧巻の走り
一般入試組の星。強い早稲田には一般入試組の活躍が欠かせない。普段からクラシックを聴き、ピアノの腕前もかなりのもの。現在ショパンの難曲に挑戦中。走りでも美しいメロディーを奏でるか。 #圧巻の走り

文学部 2年 諸冨 湧
(もろとみ・わく)
京都府・洛南高等学校出身
1番人気のハッシュタグ「諸冨湧ワク大作戦」。走りだけでなく、普段から周りをワクワクさせてくれる面白さ。少し抜けてるところもみんなに好かれる要因だろう。 #諸冨湧ワク大作戦
1番人気のハッシュタグ「諸冨湧ワク大作戦」。走りだけでなく、普段から周りをワクワクさせてくれる面白さ。少し抜けてるところもみんなに好かれる要因だろう。 #諸冨湧ワク大作戦

スポーツ科学部 1年 須山 向陽
(すやま・ひなた)
鹿児島県・鹿児島城西高等学校出身
復活のルーキー。高校時代からの長かったけがも癒え、9月の早慶戦にも出場した。天然キャラで突拍子もない行動は当たり前。財布やスマホを忘れて出掛けることもよくある。 #鹿児島の天然記念物
復活のルーキー。高校時代からの長かったけがも癒え、9月の早慶戦にも出場した。天然キャラで突拍子もない行動は当たり前。財布やスマホを忘れて出掛けることもよくある。 #鹿児島の天然記念物

スポーツ科学部 1年 間瀬田 純平
(ませだ・じゅんぺい)
佐賀県・県立鳥栖工業高等学校出身
スピード抜群、早稲田の間瀬田。今年はU20世界陸上で1500mの日本代表となり、世界も経験した。井川選手の影響を受け、サッカー観戦にハマっているらしい。 #間瀬ダッシュ
スピード抜群、早稲田の間瀬田。今年はU20世界陸上で1500mの日本代表となり、世界も経験した。井川選手の影響を受け、サッカー観戦にハマっているらしい。 #間瀬ダッシュ

商学部 1年 宮岡 凜太
(みやおか・りんた)
神奈川県・鎌倉学園高等学校出身
競走部No.1の誠実さ。競技、勉学、私生活全てをストイックにこなす。休みの日はよく自炊をしている。エプロンを付けている姿が可愛いと話題に。 #リンタリンタ
競走部No.1の誠実さ。競技、勉学、私生活全てをストイックにこなす。休みの日はよく自炊をしている。エプロンを付けている姿が可愛いと話題に。 #リンタリンタ

スポーツ科学部 1年 山口 智規
(やまぐち・とものり)
福島県・学校法人石川高等学校出身
5000m高校歴代4位の実績を持つ期待のルーキーで次期エース候補。今年はダイナミックな走りで得意のトラックに加えてロードでも結果を残してきた。人一倍の努力家。 #ノリノリ智規
5000m高校歴代4位の実績を持つ期待のルーキーで次期エース候補。今年はダイナミックな走りで得意のトラックに加えてロードでも結果を残してきた。人一倍の努力家。 #ノリノリ智規
第99回東京箱根間往復大学駅伝競走
【往路】2023年1月2日(月)午前8時スタート
【復路】2023年1月3日(火)午前8時スタート
※本大会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、沿道での声を出しての応援は禁止。詳細はこちら
箱根駅伝公式Webサイト
取材・文:オグマナオト(2002年 第二文学部卒)
Twitter:@oguman1977
撮影:山口 貴弘
【次回フォーカス予告】2023年1月10日(火)公開「奨学金特集」