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「早稲田祭2022」は本格的な対面形式 届け、たくさんの“想い”

早稲田大学の三つの学園祭に参加したことはありますか? 2022年は10月23日(日)に「所沢キャンパス祭2022」が開かれ、来る11月5日(土)・6日(日)には「早稲田祭2022」と「第69回理工展」が開催予定です。

早稲田祭は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2020年はオンライン、2021年は対面とオンラインでのハイブリッド開催でしたが、今年は万全の対策の下、「本格的な対面形式」で開催予定です。本番へ向けて日々準備を進める「早稲田祭2022」運営スタッフに、見どころや来場時の注意点などを聞きました。

前向きになれるスタート地点になってほしい

「早稲田祭2022」運営スタッフ
代表 商学部 3年 髙山 都(たかやま・みやこ)
第三副代表 文化構想学部 3年 小島 知子(こじま・ともこ)

(右から)髙山さん、小島さん。早稲田キャンパスにて

本格的な対面開催で3年ぶりの企画も

――「早稲田祭2022」のキャッチコピー「想いの照らす、その先を。」には、どのような意味が込められているのか教えてください。

髙山:「早稲田祭2022」に携わる全ての人たちの「想い」をキャッチコピーに込めたいと、話し合って決めました。私が入学した2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大が始まったばかりのときで、何をするにも感染症対策をどうするかという問題が立ちはだかり、コロナは自分たちのモチベーションを下げる要因になりかねない状況でした。

それでも「早稲田祭を開催する!」という一人一人の強い想いの下、逆に結束力が高まり、2020年のオンライン、2021年の対面とオンラインでのハイブリッドと、早稲田祭は新たな形での開催に挑戦し、早大生の力を見せることができました。そして今回の開催に向けて何を大事にするかと考えた際、「想い」が一番だと思ったんです。

また、来場者の方々は早大生のエネルギーを求めにいらっしゃるのだと思います。その期待を裏切ることなく熱意を感じられる場にし、それを受けてこれから自分も頑張ろうとか、少しでも前向きになってもらえるようなスタート地点になればいいなと考え「その先を。」を加え、「想いの照らす、その先を。」というキャッチコピーになりました。

ロゴマークのコンセプトは「力強い想い、力強い広がり」。可能性が全方向に広がる様子を表現している

――2020年、2021年と感染予防策に伴う制限のある中での開催でした。今年の「早稲田祭2022」はどのような形を予定していますか?

小島:今年は対面をメインに、少しでも制限がない形に近づけようと準備しています。その中でも、「パレード企画」が3年ぶりに復活するのは大きいですね。多くのサークルが戸山キャンパスから早稲田キャンパスをパレードするこの企画は、コロナ禍前の早稲田祭では両キャンパスをつなぐ役割も兼ねていたのですが、公道を使用するため感染症対策が厳しく、昨年は実施できませんでした。今年は「WASEDA PARADE 2022」として1日目の終盤に行います。立地の特長を生かした、早稲田祭らしい企画の一つです。

その他には学園祭の王道ともいえる「飲食物販売企画」も注目ですね。昨年は実施できませんでしたが、今年は座席指定券を用意するなど徹底した感染症対策の下で行います。今回は対面企画の数が増え、キャッチコピーにもある「想い」を直接発信できるチャンスも増えたと考えています。企画を通して想いがたくさんの方に伝わればいいなと思います。

「早稲田祭2021」、戸山キャンパスにある戸山の丘で行われたバルーンリリース

――その他にもたくさんの企画があるようですね。

髙山:ステージ企画やパレード企画など、大型企画はもちろんですが、数多くの「教室企画」があることも早稲田祭の自慢です。今回は280ほどの企画が建物内の各教室で行われます。パンフレットで企画名やその数を見るだけでもわくわくすると思いますよ。趣向を凝らした企画がたくさんあるので、ぜひ回ってほしいです。

小島:肌で感じてほしいという想いもあり対面企画が多くなっていますが、ステージ企画の一部などはYouTubeで配信もします。遠方の方など現地での観覧が難しい場合でも、企画によってはオンライン配信で楽しんでいただけます。

パンフレットと公式Webサイトでは、膨大な企画の中から興味のあるものを見つけやすいよう、ジャンル分けやキーワード検索の他、実施場所からも探せるようにしています。また、当日のキャンパス内では運営スタッフがしっかりと案内対応できるように準備を進めています。

「早稲田祭2021」での早稲田大学男子チアリーディングチームSHOCKERS(公認サークル)のステージパフォーマンス

――来場にあたっての注意点などはありますか?

小島:「早稲田祭2022」は、完全チケット制(オンライン申し込み・無料)で、事前に「キャンパス入場チケット」を取得していただく必要があります。最初に入構するキャンパスと時刻は指定になりますが、いったん入場したら時間制限はなく、早稲田キャンパスと戸山キャンパス間の往来も自由です。キャンパス入場チケットは、10月31日時点では両日とも満席となっていますが、今後キャンセルが発生する場合がありますので、適宜公式Webサイトをご覧ください。

髙山:感染症対策としてルールを設けていて、飲食については飲食スペース以外での食事や飲み歩きを行わないよう定めています。飲食スペースでも飲食物販売企画で購入したもの以外の飲食を行わないようにお願いします。その他にも企画観覧中の会話や声出し、歓声などを控えるように定めています。感染症対策は参加団体にも徹底し、私たちも混雑・混乱防止を含めた感染症対策に努めていきますので、ご来場の皆さまもご理解・ご協力をお願いします。

「早稲田祭2021」の様子。2021年も完全チケット制で、QRコードでチケットを確認した上で入場していた

未来を見据えて動く早稲田祭運営スタッフ

――早稲田祭運営スタッフとしての2年間を踏まえて、今年の「早稲田祭2022」への意気込みを教えてください。

髙山:私は1、2年の時に警備担当だったんです。1年は完全オンライン開催で、2年は人数制限がかなりある中でキャンパスの警備をしていました。本来、警備担当は当日の運営においてかなり重要なポジションとなるのですが、自分自身は不完全燃焼に終わりました。今回は代表として全体を回ることになるので、後輩たちの活躍する姿を見るのが楽しみです。

小島:2020年、2021年はかなりの制限がある中での開催でしたが、それまで先輩方が培ってきたノウハウを絶やさないように引き継ぎを受けてきました。今回3年ぶりにできることが多くあるのですが、それがただ「復活」で終わるのではなく、「早稲田祭2022」を新たなスタート地点として、来年、再来年と文化をどう継承していくのか、どう発展させていくのか、というところも見据えて動いています。正直不安もありますが、緊張感を持ってしっかりと準備を進めていくだけです。

早稲田祭運営スタッフが着用する法被の背には「祭」の一文字が。スタッフ約600人が8局30チームに分かれ、3年生は各局のサポートについて活動している

――最後に一言ずつメッセージをお願いします。

小島:「早稲田祭」とひとくくりに言っても、そこにはたくさんの人が関わっていて、それぞれが自分のできる範囲で力を尽くします。その一人一人のつながりが広がることで、早稲田祭を開催することが可能になります。来場者の方や参加団体、協賛企業や地域住民の方、そして私たち運営スタッフ…多くのつながりとそこにある「想い」を感じていただけたらと思います。

髙山:早稲田のまちの底力を感じてもらいたいです。代表になって地域の方々と接する中で、皆さんが早稲田のことをすごく大切に思ってくださっていることを感じました。だから私たちも早稲田祭でまち全体を盛り上げたいんです。この2年間、制限のある中でも皆さんに楽しんでもらえるよう、画面越しでも伝わるようにと最大限の努力をしてきました。それでもやはりキャンパスだからこそ感じるものがあるはず。キャンパス周辺の通りの電柱にフラッグを飾ったりもしているので、そういった細かいところも見てほしいですし、早稲田のまちと大学が一体化している素晴らしさを広めることができたらと思っています。

「早稲田祭2022」概要

日時:2022年11月5日(土)・6日(日)両日とも10:00~17:00
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス・戸山キャンパス・周辺地域

※完全チケット制(オンライン申し込み、無料)で、入場には「キャンパス入場チケット」が必要です。10月31日時点では両日満席ですが、今後キャンセルが発生する場合があります。適宜公式Webサイトをご覧ください。詳細はこちら

◆公式Webサイト:https://wasedasai.net
◆公式Twitter:@wasedasai
◆公式Instagram:@wasedasai
◆公式Facebook:wasedasai.official
◆公式YouTube: WasedasaiOfficial
◆公式マスコットキャラクター わせだサイくんTwitter:@wasedasai_kun

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