2017年7月に世界遺産登録されたばかりのサンボー・プレイクック遺跡。ここが私たちの活動地です。豊かな自然に囲まれ、村びとたちの生活の中に溶けこんでいるこの遺跡にも、徐々に観光客が集まり始めています。私たちは今まで、村びとたちが観光開発と関わっていくにはどうしたらよいのか現地の若い世代と共に考え、現地の村びとが観光地化の展望を持ち、それを実現できるようサポートする活動を行ってきました。具体的には、遺跡周辺に住む子供たちや現地の高校生と共に、観光地化に伴うゴミ問題についてのワークショップ、文化交流、遺跡でのフィールドワーク、動画制作、宿泊体験など、様々なプロジェクトを企画して行っています。特に子どもたちの関心が高いのはゴミに関する問題です。観光地化に伴いゴミが増えるのは予想できることですが、意外なことに、遺跡に残されたゴミの多くは、観光客ではなく現地の住民が捨てたものです。カンボジアには、ゴミをそのままにする習慣があるのです。古来であればそれは許されることでした。しかし、時代の移り変わりとともにその習慣を見つめ直す必要があります。現地の若い世代と共に考えることは、村の将来に繋がると私たちは考えています。私たちの長い活動の中で、子どもたちは自ら進んでゴミを拾うようになりました。村のよりよい姿のために、村びとの希望を叶えられる企画を考え、実行していきます。
25人
2004年
0人
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