アイドル好きの“わせ女”が女子大生アイドル日本一に!
文化構想学部3年 河上 茉莉奈(かわかみ まりな)
文化構想学部3年 中山 望(なかやま のぞみ)
文化構想学部3年 板橋 萌乃(いたばし もえの)

河上(右):埼玉県出身。白百合学園高等学校卒業。中山(中央):東京都出身。都立駒場高等学校卒業。板橋(左):栃木県出身。県立足利女子高等学校卒業。河上さんと中山さんは、幼少のころからバレエを続け、板橋さんは剣道・居合道の経験者。3人ともアイドル好きで、中でも「ももいろクローバーZ」の大ファン。2013年に結成され、2014年に公認サークルとなった「わせよば」だが、メンバーが就職活動に専念するため今年度で活動休止。
女子大生たちが、アイドルの楽曲・振り付けに独自のアレンジを加えたパフォーマンスを競い合う全国大会「UNIDOL (ユニドル)」。年2回行われ、地区予選を勝ち抜いて本選に進出した16組から、審査員と観客の投票で優勝を決定する。その今夏大会で、公認サークル「わせ女なんて呼ばないで(以下、わせよば)」が日本一に輝いた。
「結成当初からの目標を達成できて本当にうれしい。このメンバーだからこそ、やり遂げることができた」と、優勝の喜びを語る河上さん。彼女が1年生の時に同級生10人と結成した「わせよば」は、個性あふれるパフォーマンスで出場するたびに本選へ進出するが、観客票が伸び悩み上位入賞を果たせずにいた。「いかに観客の印象に残るステージをつくるか。選曲・振り付け・衣装など、納得のいくまで話し合いました」(中山)。そして全力で挑んだ今夏大会。UNIDOL史上最高の観客票を集め、ついにトップの座を獲得した。「多くの人に応援していただいて、貴重な経験ができたことは、私たちの大きな財産になりました」(板橋)。
「早稲田祭2015」を最後に活動休止に入った「わせよば」。だが、観客の心に焼き付いたその輝きが消えることはないだろう。
第630回