Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早稲田の学問

実態と理論は対峙(たいじ)しているのか?

法学研究科 博士後期課程2年P4_kajitani%20バストアップ
梶谷 康久 (かじたに やすひさ)

「貸借契約」。これが私の研究テーマです。言葉だけ見ると難しそうですが、皆さんの身近に溢れているものです。アパートの一室を借りる、車を借りる、CDを借りる…。このように、物を借りて代わりに使用料を支払うとき、皆さんはこの「賃貸借契約」を結んでいます。

私はこの賃貸借契約のうち、「不動産」に関わるものを扱っています。皆さんが家を借りたとき、正当な理由がなければ追い出されることはありません。しかし、純粋に「賃貸借契約」の性質を考えると、本来であれば簡単に追い出されてしまうのです。そうならないように法律で保護されているのですが、民法の原則(簡単に追い出されること)と現在の法制度(簡単には追い出されないこと)との理論的な一種の「矛盾」を正当化できないのか、この点についていつも思慮をめぐらせています。

法学は文系なので、「書物を読む」ことが研究の大半を占めます。これはときに精神的苦痛を伴います。そのときには、同じ専修の人とお話をしたり、全然関係のない趣味に没頭したりして、自分を癒やしています。これからも、バランス良く研究を続けていきたいです。

図書室にて。「この本」と決めて行くこともありますが、ときには散歩がてら歩き、気になる本に巡り合うこともあります

【ある日のスケジュール】

  • 6:00 起床/登校準備
  • 8:00 研究  時間に限りがあるので意外とはかどります
  • 9:00 登校
  • 10:00 授業
  • 12:00 休憩
  • 13:00 研究/授業準備 授業準備を優先し、時間があれば研究をします
  • 18:00 下校
  • 19:00 食事/休憩/就寝準備など
  • 21:00 語学学習(ドイツ語)
  • 23:00 自由時間 授業準備が忙しくなければ、趣味の時間にしています
  • 24:00 就寝

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