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主役は学生! 実践しながらファシリテーションを楽しく学べます

ファシリテーションとボランティア【GEC設置科目】

文化構想学部 2年 池田 日陽(いけだ・ひなた)

この授業では、「ボランティア活動をする人同士」や「ボランティアをする側とされる側」が良い関係を築くために、ファシリテーションを効果的に活用する方法を学ぶことができます。

特徴的なのは、学生主体で学ぶことを大切にしている点です。担当の由井一成先生(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)講師)は教員として一方的に教えるのではなく、ファシリテーターとして履修生と同じ目線で、私たちの学びを促進してくださいます。

前半の数回の授業は、先生がファシリテーターを務め、ワークショップで活用できるさまざまなファシリテーション手法を体験。この授業のワークショップでは、「今・ここにある想いを表現する、その想いをその場にいるみんなで共有し、共感する」ダイアログ(対話)を重視しており、自己の理解・他者の理解を深めることができます。先生は前半の授業を通して、この「自己を知り、受け入れる」「他者を知り、受け入れる」ことが、実はボランティアをする上でとても大切なことだと教えてくださいました。このお話を受けて、ボランティア活動では初対面の人たちで集い活動することが多いのですが、このプロセスを経ることで初対面でもコミュニケーションが取りやすくなり、活動が活性化するのではないかと気づきました。

特に印象的だったのは、「自己紹介シート」を使って履修者同士で自己紹介を行う、初回の授業です。初めて会う人たちに自分のことを話すのは緊張しましたが、アイスブレイクをしてから自己紹介を行ったので、場の雰囲気が和やかになった状態で話すことができました。全学オープン科目のため、学部の枠を超えて履修者が集まっていましたが、由井先生のファシリテーションのおかげで初対面の人とも一気に距離を縮めることができたと思います。

授業で用いた自己紹介シート(Adopted from (一社)グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)「わたし紹介シート」)

ワークショップでは、参加者の意見をどうまとめるかが重要

後半の数回ではグループに分かれ、ワークショップを企画・実践し、他のグループのメンバーからフィードバックをもらいます。これを参考にワークショップの改善案を提出することが、この授業の最終課題です。

私たちのグループでは、「あなたにとって早稲田大学とは?」という問いをテーマにダイアログを行うというワークショップを企画。ファシリテーターのちょっとした姿勢や手の位置などでも相手に与える印象が異なることに気付き、ファシリテーションの奥深さを感じました。また、自分たちでワークショップを企画したり、他のグループが企画したワークショップに参加したりできるのはとても楽しかったです。

 

 

チームでの議論に熱が入る

このように、この授業ではファシリテーションについて先生から学ぶだけでなく、自らワークショップを企画して試行錯誤する機会も用意されています。先生のワークショップを参考に、自分たちならではのワークショップを企画するのは楽しいですし、ワークショップをより良くするためにチームで議論する機会が豊富にあるので、学びも多いです。皆さんもぜひ、この授業を履修してみてください!

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