「早稲田祭2019」当日が迫る中、運営スタッフは毎日慌ただしく活動している(ように見える)。全運営スタッフを数えるとおよそ600人。他サークルや他大学の学園祭実行委員と比べると異常に多い人数だが、一人一人の運営スタッフに役割が与えられている。
ちなみに私に与えられた役割は「広報」だ。日本最大級と言われている早稲田祭の魅力をより多くの人に伝えたくて運営スタッフに加わり、夏ごろから1年生の私にも任される仕事が増えてきた。7月の終わりには新宿駅で早稲田祭2019公式うちわを配った。30度を超える猛暑の中でも、えんじのはっぴを着ている間はうちわであおぐことができない。心身共に疲れが出始めたころ、公式うちわを受け取ってくれた女の子がお母さんに向かって、「かわいい! ママ、これ行きたい!」と言った。そのときはうちわを配るのに必死で特に何も思わなかったが、今あらためて振り返ると女の子がうちわに描かれたデザインに一瞬で「時めいた」ようだった。
「いまを時めく者たちへ」
早稲田祭2019に時めくのは私たち運営スタッフだけではない。多くの早大生や校友・企業・周辺地域の方々、そして来場者の皆さま全員が早稲田祭2019という“いま”に時めくのだと思う。「そんなことはない」と思った方はぜひ早稲田祭2019に来てほしい。きっと早大生の情熱と時めきであふれる早稲田文化に、思わず時めくことだろう。私もまた、初めての早稲田祭2019を迎えるまで、胸を時めかせながら活動していきたい。
早稲田祭2019運営スタッフ・文化構想学部 1年 田口 愛彩(たぐち・あや)