「学生参画/スチューデント・ジョブ」スタッフ
WAVOC学生スタッフリーダー
教育学部 4年 松田 由希菜(まつだ・ゆきな)

早稲田キャンパス99号館にあるWAVOC事務所前にて
キャンパスで学びながら、大学の価値向上につながる活動に参画したり、働いたりする学生たち。このように、大学で重要な役割を担っている「学生参画/スチューデント・ジョブ」にはどのような学生が、どのように携わっているのでしょうか。今回は、平山郁夫記念ボランティアセンター(以下、WAVOC)で学生スタッフリーダーとして活動する、教育学部4年の松田由希菜さんの日常を紹介します。
Q. WAVOC学生スタッフリーダーにはいつから関わるようになりましたか?
2022年の夏、大学1年生の時から始めました。
Q. 始めたきっかけは何ですか?
地元でお世話になっていた先生のつながりで、入学後WAVOC所属の先生に声を掛けていただいたことがきっかけです。東北で生まれ育った私は、東日本大震災でボランティアの方々にお世話になった経験から、いつか自分もボランティアに携わりたいと思っていました。また、大学で何か新しいことにチャレンジしたいという気持ちが強く、WAVOC学生スタッフリーダーに応募しました。
Q. どのような活動をしていますか?
早大生にボランティアの機会を提供する仕事をしています。ボランティア活動を学生の視点から企画し、活動先の団体とのやりとりからWebサイトやSNSでの参加学生の募集まで、企画実施に向けた幅広い業務を担当しています。勤務の頻度は週2回程度で、企画当日に参加学生と一緒にボランティア活動をすることが楽しみの一つです! また、WAVOCの事務所に来た学生のボランティアに関する相談に乗ることもあります。

自身が企画した「ユニバーサルシアターでの映画鑑賞」にて(2023年6月)。終了後に先方担当者と話している様子
Q. 活動を通して感じたことを教えてください。
当たり前ですが、早稲田のボランティアについてとても詳しくなりました! ボランティアの企画立案やイベントを実施する過程で、WAVOC所属の先生方やさまざまなサークルの皆さんと関わるため、どのような活動を、どのような思いで行っているのか知ることができます。スタッフを始めた当初は右も左も分からず、日々の業務を行うことで精一杯でしたが、今ではサークルや参加学生に寄り添った仕事を意識するようになりました。

ロータリーの会(公認サークル)とのコラボで実施した清掃活動の様子
Q. 学業とスチューデント・ジョブなど、複数のことを両立させるためにどのような工夫をしていますか?
学業がおろそかにならないようにシフトは配慮いただいていますが、他の活動が忙しいときはシフトを減らしたり、逆に自分の担当するボランティア企画の実施日が近づいてくるとシフトを増やしたりと自分でも工夫しています! 今は卒業論文の執筆に向けて、社会学ゼミでの研究を進めているところです。
また、私は早稲田ボランティアプロジェクトの「陸前高田プロジェクト」にも参加しており、長期休みには岩手県陸前高田市でイベントの実施やボランティア、地域の方々との交流といった活動をしています。このような現地活動があるときも、シフトを調整して働いています。
Q. 活動に関する今後の抱負や、チャレンジしようと思っていることを聞かせてください。
過去のボランティア企画に参加した学生が何に興味を持って参加したのか、ボランティアをリピートしてくれている学生はどこから情報を集めているのかを、アンケートを取って分析していこうと考えています。WAVOCでは数年前からSNSで活動の告知や宣伝をしていますが、より分かりやすく目に留まる情報発信を行い、早大生が気軽にボランティアを始められるきっかけを提供していくことが、今後の目標です。
授業期間中の1週間の過ごし方

長期インターンシップの他、学外団体での活動や飲食店でのアルバイトも行っている