大学3年生になると就職活動(以下、就活)に向き合い始める学生も多いのではないでしょうか。特にこの時期は、夏のインターンシップに参加した方が良いのか、気になる人も多いと思います。今の時期どのようにインターンシップ・就業体験など(以下、インターンシップ)を利用すべきか、早稲田大学キャリアセンターのサポートやイベントと一緒に紹介します。また、多くのインターンシップを実際に経験した早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)の浮谷さんに、インターンシップに参加した感想や気を付けることを聞きました。
INDEX
▼何のために、インターンシップに参加するの?
▼インターンシップはどうやって探す?
▼就活は焦らず、少しずつステップを踏もう!
何のために、インターンシップに参加するの?
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
文化構想学部 4年 浮谷 雛梨(うきや・ひなり)
インターンシップの意義を考えよう
昨今では、夏のインターンシップ後の秋頃から、早期選考としての本選考が始まることもあるなど、就活は早期化しています。ほとんどの場合、早期選考で全ての採用枠を埋めるわけではありませんが、具体的な志望企業がある場合は、インターンシップ参加の検討が早めに情報収集をする良いきっかけとなるでしょう 。まずこの時期は、自身でインターンシップに参加する意義を考えてみましょう。業界や企業を知る、働くことへの理解を深める、自身の適性を見極めたり力を試したりするなど、参加する人の目的はさまざまです。
浮谷
大学3年生になると同時に企業説明会などのイベントに出席し始め、6月頃からインターンシップに参加しました。初めは業界や職種を限定せず幅広くインターンシップに参加することで、自分の興味関心や適性を見極める機会として活用しました。インターンシップの開催形式は、オンライン・対面の2種類があり、日程は1day、2days、3days、5daysが中心でした。
浮谷さんは、興味関心や適性を見極めることが大きな意義だと感じたそうです。特に、インターンシップは単なる内定獲得の手段ではないことを押さえておくことが大切です。インターンシップでは、以下の二つに注目してみましょう。
- 就職活動で重要な「業界研究」と「自己分析」ができる
- その企業で実際に働いている方に出会うことで「1次情報」に触れられる
浮谷
インターンシップを通して、直接社員の方とお話しすることで、社風を体感でき、社会人や他大学の学生との人脈ができたのが良かったと感じています。就活中は、他大学の学生とも情報交換をよくしていました。また、社会人の方と人脈ができたことで、興味のある部署で働いている方につなげていただくなど、いろいろな方から話を聞けました!
早稲田大学キャリアセンターのサポート
早稲田大学キャリアセンターでは「就活準備講座」を実施しています。インターンシップが実施される目的などを知るための講座、自分がインターンシップに参加する意義を考えるワーク形式の講座、インターンシップ選考のための対策講座などがあります。過去のイベントもWaseda Moodle「キャリアセンター提供コンテンツ」でアーカイブ動画を公開しているので、ぜひ活用してください。
インターンシップはどうやって探す?
1. 早稲田大学キャリアセンター主催 夏のインターンシップ&業界研究フェア2025
まだ具体的な志望業界(企業)が決まっていない人だけではなく、決まっている人にもお勧めなのが、早稲田大学主催「夏のインターンシップ&業界研究フェア2025」です。インターンシップを実施している早大生内定先企業・団体を中心に、7日間で約200社が参加します。
夏前のこの時期は視野を広げることがとても重要です。複数業界の採用担当者から直接話を聞くことで、想像していなかった業界や企業への興味が芽生えるかもしれません。
参加学生(26卒)の声
志望している業界から全く分からない業界まで幅広く話が聞け、また企業の方に気になっていたことを質問できました。
社員の方の雰囲気を見ながらさまざまな企業の説明を受けることができます。また、私服参加の人が多く、授業の後でも気楽に参加できました。
2024年5月、早稲田キャンパス国際会議場で開催した際の様子
【開催日時】2025年5月9日(金)~5月16日(金)17:00~18:30
※5月10日(土)11:00~16:30
※5月11日(日)は開催しません。
【場所】早稲田キャンパス国際会議場
【対象】主に2027年卒業学生(2026年9月または、2027年3月に大学卒業/大学院修了を予定している在学生)、その他学年の学生も参加可能です。
【参加企業】日本郵船株式会社、三井住友信託銀行株式会社、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、大日本印刷株式会社、本田技研工業株式会社、日本電信電話株式会社(NTT)、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、パナソニックホールディングス株式会社、他
※日によって参加企業は変わるので、Webサイトを確認してください。
2. キャリアコンパスや情報会社を利用した情報収集
インターンシップを情報会社などから探す人も多いと思いますが、キャリアセンターでは、インターンシップ情報を「キャリアコンパス」で掲載しています。また、早稲田提携型プログラムという大学独自のインターンシップも提供しています。
情報会社などからインターンシップを探す場合、「長期インターンシップを名乗るブラックバイト」には注意してください。「長期インターンシップ」という名目で社員から業務に関わる指揮命令を受けたり、長時間労働に従事させられ学業に支障が出たりしている場合は、要注意です。困ったときは、キャリアセンターに相談してください。そして今一度、自分は何のためにインターンシップに参加するのかを考え、目的にあったインターンシップを探しましょう。
浮谷
私も情報会社のサービスを利用しました。就活に関する情報を網羅的に得ることができますが、どのような情報を求め、選考を進めていきたいのかという目的によって、媒体を使い分けると良かったです。また、情報会社からメールが定期的に送られてくるので、企業からの選考案内などが埋もれてしまわないように注意が必要です!
就活は焦らず、少しずつステップを踏もう!
「何から始めれば良いか分からない」と思ったら、まずはキャリアセンターの就活準備講座に参加し、次に企業イベントに参加するなど、少しずつステップを踏んでみてください。キャリアセンターは皆さんを全力でサポートします!
キャリアセンター基本情報
キャリアセンター
【場所】戸山キャンパス 学生会館3階
【開室時間】月曜~金曜 10:00~16:00(土・日・祝日は閉室)
C Space
【場所】早稲田キャンパス 6号館1階南側
【開室時間】月曜~金曜 9:30~17:00
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