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権力とわれわれの自由の危機

トランプのアメリカには怒りを日々感じる。毎朝見るNHK・BSニュースでも同氏が画面に映るたびに、血圧が上がる(という気がする)。ともあれ、今のアメリカはひどい。多くの困った人々を救ってきたUSAID(※)をなくすなんて正気ではないし、大学への研究資金削減にしても、留学生への支援停止にしてもアメリカの国力をそぐのは明らかだ。

こんなことになるとは思わず、昨年、研究室に心拍計を導入し生体反応の実験を始めたが、それこそニュースを見ている時の自分の心拍を計ってみるべきなのかもしれない。必ず統計的に有意に心拍は速くなっているだろう。

自分が権力を持ったとき、弱い立場の人々を自分の意に沿わないと言って弾圧することはたやすい。トランプはそれをさまざまな側面で平気な顔で行う。ここまでの政治的なメッセージは「えび茶ゾーン」に沿わないのかもしれないが、むしろ、今だからこそ、この話はしっかり語るべきだろう。

早稲田は在野を大事にする。今こそ僕らはそれを誇りに思い、そして強くその精神を持って前に進もう。言論の自由や学問の自由は僕たちが守るべき最も大事なことである。それが脅かされている同盟国のアメリカを、今、僕らはできる限り助けるべき立場にある。

※アメリカ合衆国国際開発庁。国際的な経済援助や人道支援を目的として1961年に設立された。

(AT)

第1174回

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日は毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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