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インドネシアでローカルフードを楽しむなら、バンドン・スディルマン通りへ

多種多様な食文化が魅力! インドネシア第3の都市・バンドン

国際教養学部 4年 グマルディ ブライアン  マシュー

インドネシアにあるバンドンは私が生まれ育った街であり、ここを自分の故郷と呼べることは私の誇りです。バンドンはインドネシアで3番目に人口が多く、他の都市と比べると平均気温が低いことが特徴です。ジャカルタやバリといった観光地の陰に隠れているかもしれませんが、私は間違いなく、インドネシアの中で絶対に訪れるべき場所の一つだと思っています。きらびやかな高層ビルや美しい街並みがある訳ではありませんが、特に食文化の観点では独自の魅力が詰まっている都市です。

バンドンを訪れたら、「スディルマン通り」と呼ばれるエリアに行くことをお勧めします。バンドンのチャイナタウンともいえるスディルマン通りは、さまざまな料理のお店があることで知られています。このエリアを訪れるなら、夜がベスト。おいしい料理を食べるために屋台やレストランを探しに多くの人が通りを行き交い、 とても賑わっています。その街並みから東京のレストランと比べると古臭く感じるかもしれませんが、どのお店も格別のおいしさです。

スディルマン通り。飲食店が密集し、きらびやかな雰囲気が漂います

インドネシアでは郷土料理に加えて、タイ料理やインド料理、中華料理に洋食まで、さまざまな国の料理を食べることができます。スディルマン通りにも、いろいろな料理があるので、何を食べたら良いのか迷ってしまうかもしれません。私はこの通りに行くと、まず「ナシチャンプル」というお気に入りの料理を食べます。ナシチャンプルは、インドネシアでも地域によってスタイルが異なります。私のお気に入りはバンドン・スタイルの物で、ご飯の上に揚げたミートボール、ゆで卵、スライスしたキュウリ、カリカリに焼いた豚バラ肉のスライスが乗せられています。甘口じょうゆをかけると甘辛い味付けになり、さらにおいしくなります。宗教上の理由で豚肉を食べられない人が多いインドネシアでは、豚肉を扱うレストランはほんの一握り。そのため、豚肉が食べたくなるとナシチャンプルを食べるのが私の定番です。

この料理を食べた後、たいてい何か甘いデザートを食べたくなるので、そんなときは、「ボラ・ウビ」と呼ばれるお菓子を食べます。ボラ・ウビは、つぶしたサツマイモを小さなボール状に丸めて揚げたもの。外はカリッとした食感で、口当たりは軽くフワッとしています。サツマイモ特有のほくほくとした甘さが特徴です。

ナシチャンプル(左)とボラ・ウビ(右)

もしスディルマン通りを訪れるなら、一人ではなく友人と一緒に行くことをお勧めします。そうすれば、より楽しい時間を誰かと共有することができ、貴重な思い出になること間違いなしです! ぜひバンドンに足を運んでみてはいかがでしょうか。

◎ インドネシア共和国 ・バンドンはこんなところ ◎

インドネシア共和国は世界で最も多くの島を持つ国で、人口は約2.7億人(2020年)で世界第4位。バンドンは首都ジャカルタからバスや電車を使って3時間ほどのところにある、インドネシア第3の都市。標高が高いため1年を通して涼しく、避暑地として知られている。バンドンの人口は約250万人(2020年)で、週末にはジャカルタから多くの観光客が押し寄せる。インドネシアの初代大統領・スカルノ氏の出身大学であるバンドン工科大学の他にも複数の大学があり、学園都市としても有名。日本との時差は-2時間。

 

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