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【大学で働く学生】早稲田大学生協「新学期プロジェクト」

「学生参画/スチューデント・ジョブ」スタッフの横顔

早稲田大学生協 新学期プロジェクト
文化構想学部 4年 髙根澤 輝良々(たかねざわ・きらら)

早稲田大学生協 ライフセンター・トラベルサービスセンター(早稲田キャンパス 17号館1階)のサービスカウンターにて

キャンパスで学びながら、大学の価値向上につながる活動に参画したり、働いたりする学生たち。このように、大学で重要な役割を担っている「学生参画/スチューデント・ジョブ」にはどのような学生が、どのように携わっているのか、彼らの横顔を紹介します。今回は、早稲田大学生協の新学期プロジェクトで活動する、文化構想学部4年の髙根澤輝良々さんの日常を紹介します。

Q. 学生参画/スチューデント・ジョブにはいつから関わるようになりましたか?

2年生だった2021年の秋からです 。

Q. 始めたきっかけは何ですか?

大学2年生の夏ごろ、生協から送られてきた募集メールがきっかけで、「新学期プロジェクト」という組織があることを知りました。私はコロナ・パンデミック真っただ中の2020年に入学したのですが、早大生とのつながりが全くできず、情報収集がうまくいかないまま不安を抱えて学生生活をスタートし、苦労した経験があります。そのときに、頼れる先輩の存在の重要さを知りました。今度は先輩早大生として自身の経験を伝えることで、後輩には早稲田大学という大規模なフィールドで自分らしく学生生活を送ってほしいと思い、応募を決めました。

Q. どのような活動をしていますか?

12月と3月に開催する「入学準備説明会」の準備とその運営が主な仕事です。

入学準備説明会とは、早稲田大学生協が主催する新入生向けの対面の説明会で、学生スタッフによる学生生活に関するプレゼンを行っています。さらに、生協が提供する早稲田パソコンや語学学習に役立つ電子辞書などを展示・販売したり、学生同士の保障制度であるCO・OP学生総合共済に関するブースを設けたりもしています。

当然、説明には各商品やサービスに関する知識が必要となるため、事前に研修が行われます。12月に開催する指定校推薦合格者向けの説明会に向けては、夏季休業期間中の8月から研修が始まり、11月にかけてプレゼンの資料作成と練習を行います。12月の説明会が終わると、今度は3月の一般選抜合格者向け説明会に向け、打ち合わせや資料作成を行います。「不安なこと」や「必要なもの」は人によって異なるので、学生スタッフからも自身の経験に基づいて意見を出し合い、あらゆる立場の新入生に対応できるよう生協職員と相談して進めています。

2022年の入学準備説明会の様子。学食を紹介するブースでお得な回数券の提案をしたり(左)、一人暮らしの準備に関することから就職活動に関することまで、保護者の方からの相談に乗ったりもします(右)

Q. 活動を通して感じたことを教えてください。

私たちが想像している以上に、新入生は多種多様な悩みを持っていると感じています。説明会では、SNSなどインターネット上の誇張された情報に過剰に不安になっている新入生を何人も見てきました。だからこそ、実体験に基づいた正しい情報を伝えることが重要だと考えています。相談に乗るうちに悩みが解決して、新入生のぱっと明るくなった顔を見たとき、非常にやりがいを感じます。新入生にはいつも、「何か不安なことはないですか? 」、「第二外国語やサークルは決めていますか? 」など、自分から会話の糸口を作り、明るく笑顔で接することを心掛けています。

Q.学業とスチューデント・ジョブ、サークル活動など、複数のことを両立させるためにどのような工夫をしていますか?

「計画」と「集中」を意識しています。私はいわゆる「兼サー」、二つのサークルに所属しています。双方のサークルで運営に携わっていたため、サークルでの事務作業も比較的多かった上、試験期間は学業も重なり2~3年生の頃は精神的にも負担がかかっていました。それを回避するため、学業、サークル、スチューデント・ジョブそれぞれの項目で、いつまでに何を終わらないといけないというタスクを書き出し、締め切り日から逆算してコツコツと進めるようにしていました。また、作業時間を決めて集中して取り組むことも意識しました。

Q.活動に関する今後の抱負や、チャレンジしようと思っていることを聞かせてください。

最上級生として、新入生だけでなく保護者の方にまで信頼される学生スタッフになることです。今までは新入生に実体験を伝えることに注力していましたが、これからはその隣で聞いている保護者の方の不安も同時に解消し、笑顔でお帰りいただきたいと思っています。例えば、ゼミ選考や就職活動を乗り切った4年生だからこそ言える、入学から卒業までの一連の流れを的確にアドバイスできるようになりたいですね。また、私たち新学期プロジェクトのメンバーは「新入生にとって初めて会う先輩早大生」です。このことを常に意識し、入学準備説明会に足を運んでくれた方々に恥じない振る舞いを心掛けたいと思います。これからどんな新入生に会えるのか、今から楽しみです。

授業期間中の1週間の過ごし方

大学2年生のときの、入学準備説明会がある週の1週間。説明会の1カ月ほど前から、毎週同じような頻度で新学期プロジェクトに従事した

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