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世界遺産保有数全国一位、面積は全国二位! 盛岡三大麺も楽しめる岩手県

わんこそばだけじゃない! 世界遺産にレジャーに魅力がたくさん

商学部 2年
髙橋 蘭(たかはし・らん)

岩手山をバックに、盛岡市の夕顔瀬橋にて

私の地元である岩手県は、世界遺産が三つもあり(中尊寺などの文化遺産:平泉町、橋野鉄鉱山:釜石市、御所野遺跡:一戸町)、世界遺産保有数が奈良県、鹿児島県と並んで全国一位(2021年7月現在:文化庁)となっています。

また、都道府県別面積が北海道に次いで二位という広大な土地を有しています。山海と豊かな自然に恵まれ、その大自然を生かしたレジャーが存分に楽しめるだけでなく、おいしい食べ物もたくさんある岩手県。今回は、そんな岩手の魅力を3つご紹介します。

世界文化遺産の中尊寺・金色堂

まず、私が商学部を目指すきっかけとなった、「荒海ホタテ」を紹介します。小学生のときに住んでいた沿岸北部の野田村では、特産品であるホタテが、大手企業による東日本大震災の復興支援プロジェクトにより、「荒海ホタテ」としてブランド化されました。

荒海ホタテ(写真提供:野田村観光協会)

もともと野田村のホタテは、プランクトンが豊富な外海で養殖され、漁師の方々が何度もホタテを引き上げて貝殻を磨くなど、時間と労力をかけて育てていました。ブランド化により素材としての良さが「見える化」されたことで、首都圏のホテルやレストランと取引されるようになりました。ブランド戦略や市場戦略は、素材の良さを伝えることができるだけでなく、経済を通して地域を活性化できるということを教えてくれ、商学に興味を持つきっかけとなったのが「荒海ホタテ」です。

次に、県庁所在地であり、岩手県最大の都市である盛岡市といえば、私も大好きな盛岡三大麺。盛岡三大麺とは、「わんこそば」「盛岡冷麺」「じゃじゃ麺」です。わんこそばと盛岡冷麺は知っている人も多いと思いますが、じゃじゃ麺もおすすめです。じゃじゃ麺は、独特の平麺の上に肉みそときゅうり、ねぎを乗せたものに、好みに合わせてラー油やおろししょうが、にんにく、酢をかけて食べます。麺を食べ終わる頃、卵を割り入れて混ぜ、ゆで汁を注いだスープを「チータンタン(チータン)」といい、多くの人が締めに注文します。

写真左:じゃじゃ麺は、2回目は味変を楽しみ、3回食べるとやみつきになると言われています。「チータンタン」は中国語の発音で「鶏蛋湯」と書き、「(ニワトリの)卵の湯」という意味だそうです
写真右:88杯食べた、わんこそば

安比高原にて

また、岩手には温泉とスキー場がたくさんあります。温泉地ごとに異なる泉質や効能があり、四季を通じて楽しめます。スキー場は雪質に優れ、私も小さい頃から通った「アスピリンスノー」(粒が小さく、さらさらのパウダースノー)を味わえる安比高原や、積雪量・雪質の良さが魅力の夏油(げとう)高原など、多くの人に愛されています。

岩手の食べ物や自然で育ったスキーの小林陵侑選手、メジャーリーグの大谷翔平選手、日本プロ野球の佐々木朗希選手など多くのスポーツ選手が今、日本や世界で活躍しています。私も同世代の岩手県出身者として、誇りに思うとともに多くの刺激を受けています。

今回紹介できなかった岩手短角牛、山菜やきのこ、カヌーやシーカヤックなど、まだまだ岩手には魅力がたくさんあります。ぜひ、岩手に来て食や自然を体感してみてください。

◎ 岩手県はこんなところ ◎

岩手県は東北地方の北部(北東北)に位置し、北は青森県、西は秋田県、南は宮城県と境界を接している。面積は約1万5,000キロ平方メートルで、日本国内の都道府県別面積では北海道に次いで2番目に広い。県の人口は約120万人(2021年10月1日現在)で、そのうち約100万人以上は内陸部の北上盆地に集中している。盆地と海岸部以外は山地や丘陵地が多く、緑が豊か。

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