早稲田大学は東京2020オリンピック競技大会における難民選手団(Refugee Olympic Team)の事前トレーニングキャンプを受け入れることを正式に決定しました。
今回の事前キャンプ実施に関する国際オリンピック委員会(IOC)との合意により、早稲田大学(東京都新宿区)の一部施設と青木町公園総合運動場(埼玉県川口市)において、7月中旬から来日する29名の難民選手が東京2020大会の直前期に最終調整を行うこととなります。
難民選手団は、2016年リオ大会で初めて組織され、南スーダン、シリア、コンゴ民主共和国、エチオピア出身の10名の選手が選出されました。同選手団の出場はIOCの難民選手のためのオリンピックソリダリティ奨学金プログラムにより実現しました。過去25年間にわたりIOCは「スポーツを通じたより良い世界の形成」という理念に基づき難民支援を実施してきました。
なお、同選手団が開催国にて事前トレーニングキャンプを実施するのは五輪史上初となります。
キャンプ実施に伴い、本学はスポーツや文化交流を中心としたIOCと地域社会とのオンラインでの交流を目指してまいります。
1 事前キャンプ実施期間 : 2021年7月14日~8月11日(予定)
2 事前キャンプ実施場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス (東京都新宿区西早稲田1-6-1)
早稲田大学 戸山キャンパス (東京都新宿区戸山1-24-1)
川口市青木町公園総合運動場 (埼玉県川口市西青木4-8-1)
3 来日選手 : 29名
4 実施競技 : 陸上、バドミントン、ボクシング、カヌー、サイクリング、柔道、空手、テコンドー、 射撃、水泳、ウェイトリフティング、レスリング(全12競技)