ニューヨーク州立大学バッファロー校 & 早稲田大学 准教授(JA教員)である増田直紀先生が『ネットワークと確率過程』のテーマで、2021年7/26(月)~ 7/30(金)集中講義(日本語)をZOOMで行い、開催のご報告いただきました。
開催報告
ネットワーク上の確率過程について集中講義を行った。友人パラドックス、べき則、次数分布、感染症モデル、ランダム・ウォーク、その応用(ページランクなど)、テンポラル・ネットワーク、待ち時間のパラドックス等の多岐のトピックについて、確率の基礎を含む数理的な基礎づけ、最近の研究動向、応用事例等について講義を行った。ネットワーク科学の通常の講義で説明される基礎事項を網羅することはあえてせずに、本講義に必要なものだけを説明し、その代わりに確率が関係するネットワークの諸現象を紹介することを試みた。ホワイトボードを用いて講義を行った。講義には、学部生、会社員を含む90人からの参加があった。