SGU数物系科学拠点では、2017年4月、早稲田大学理工学術院博士後期課程対象とした数物系科学コースを発足しました。そしてこの2020年3月、数物系科学コース4名の学生が第1期生として修了しました。
本コースは、SGU数物系科学拠点が母体となり、世界の第一線で活躍されている国際的にアクティビティの高い研究者による、同学術院内で開催される各種セミナー、研究会、フォーラム、シンポジウムなどにおいて、コースの学生が積極的に関わっていくことで、理工学のみならず、情報科学さらには社会科学への応用など、異分野接触を実践的に展開して行くことを目的としており、数学・物理学と諸科学との懸け橋となって、社会で広く活躍する人材の育成のため、海外研究機関への派遣、国内外で開催されるワークショップでの研究発表の支援など国際的に通用する若手研究者トップランナーの養成を推進することを目指してきました。実際修了生の1名は日本数学会建部賞を受賞, 2名は2.5年で博士号を取得するという、コースのめざす国際的、横断的に活躍できる人材として育ち、将来、グローバル社会の各分野において研究者としてリーダー的存在になると期待されており、更なる活躍が楽しみです。
◆創造理工学研究科総合機械工学専攻 寺原拓哉
◆先進理工学研究科物理学及応用物理学専攻 黒田隆徳
◆基幹理工学研究科数学応用数理専攻 鶴見裕之
◆基幹理工学研究科数学応用数理専攻 渡邊圭市
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