2019年10月4日から11月16日までスポーツ科学研究科に訪問教員として滞在しているニュージーランド・カンタベリー大学のライト リチャード ローレンス先生(カンタベリー大学、ニュージーランド)による15回シリーズの講義”Athlete-centered Coaching for Team Sports” が実施されました。ライト先生による授業では、トップアスリート向けの団体スポーツのコーチング論におけるここ数年間の発展を取り扱いました。
この授業では、講義内容をきちんと把握するため、実技を織り交ぜながら行われました。実技については、バスケットボール、サッカー、ラグビー、オーストラリアンフットボール、アルティメット・フリスビーなどといったメジャーな団体スポーツを通じて、積極的な学習方法、課題解決方法、反応や対話といった方法論を習得しました。
最終日は学生による発表と討論会を行い、発表内容を教員と大学院生の間で評価をしました。
このように，専門知識を一方的に学ぶだけでなく、大学院生同士、あるいは大学院生と教員の密度の高いディスカッションを通じて、受講生の英語のディスカッション能力が著しく向上しました。このことは国際性豊かな研究者を目指す受講生にとって、非常に貴重な機会となりました。
コース概要は以下の通り。（シラバスより抜粋）
This introduces students to recent developments in coaching referred to as athlete-centered coaching with a focus on team sports. It challenges traditional coach centered approaches that use direct instruction and focus on the repetition of skill and technique with a focus on active learning, problem solving, reflection and dialogue used by the New Zealand All Blacks and by former Japan rugby coach Eddie Jones. It will question your beliefs and ideas about coaching and ask you to consider the possibilities of this approach through reflection on your experience. Each week has a lecture and a two-hour practical workshop that are both important aspects of learning. Lectures and workshops are integrated to make them mutually informing and this is reflected in the assessment tasks.
