Waseda Goes Global: A Plan to Build a Worldwide Academic Network That Is Open, Dynamic and Diverseスーパーグローバル大学創成支援「Waseda Ocean構想」

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文学研究科修士課程に「国際日本学コース」を新設

早稲田大学(東京都新宿区・総長:田中愛治)は、2021年4月1日より、大学院文学研究科内に「国際日本学コース(Global Japanese Literary and Cultural Studies, 略称Global-J )」(修士課程)を新設します。

これは、「Waseda Vision 150」※1を見据え、未来を創造する研究・教育システムを構築し、研究・教育における徹底的な国際化の推進を目指すスーパーグローバル大学創成支援「Waseda Ocean 構想」※2のもと、真にグローバルな視野から日本文化を捉え直し、その成果を発信することを目標に掲げた国際日本学拠点の理念を実現するものです。

「国際日本学コース」は、世界の第一線で活躍する研究者の指導のもと、日本と世界各地域がそれぞれに蓄積してきた日本文学・文化研究の方法論と成果を融合させ、英語と日本語によるハイブリッドな教育・研究活動を行うことで、新たな「国際日本学」を創成することを目指すものであり、将来の日本学研究を国際的な舞台において牽引していく研究者や教育者、あるいは企業や国際機関などにおいて高度な言語力および「日本学」の専門的な知識や技術をもって活躍できる人材を養成します。

※1 Waseda Vision 150: 本学の創立150周年(2032年)に向けた中長期計画
※2 Waseda Ocean 構想: 世界の先導的な大学との間で人材の交流と知見の共有化をはかり、質の高い国際教育研究システムを構築しようとする構想

大学院文学研究科修士課程に「国際日本学コース」を新設

1890年、坪内逍遥らによって文学科が創設されて以来、早稲田大学は日本の諸文化を対象とする人文科学、文化科学に関する研究・教育を牽引してまいりました。そして2014年には、Waseda Vision 150将来構想に基づき、「人文学研究の世界標準確立」を目指す文学学術院グローバル化推進計画を打ち立てました。「国際日本学コース」は、その構想を具体化し、実現するものにほかなりません。

「国際日本学コース」は、世界のあらゆる大学から嘱望される、優秀な研究者でありかつ最高の教育者としての素養を備える人材を育成する、国際基準の大学院教育プログラムを展開します。また、一般社会(企業や国際機関など)において「日本学」の専門的な知識と技術をもって活躍できる担い手を育てます。

「国際日本学コース」は、世界最高レヴェルのメンバーと共同し、英語・日本語両言語によるハイブリッドな研究指導やコースワークをはじめとする教育・研究活動を行い、世界のリーディング大学とのネットワークによる人材育成を実践します。

なお、2018年9月より博士後期課程を先行して開始しており、2021年度から修士課程を開設します。

1. 理念

本コースは、文学研究科が蓄積した日本文学・日本文化の研究成果を十二分にふまえた上で、英語で海外に発信できる人材を育成します。日本語日本文学コースが、基本的には日本語の学会誌で研究論文を発表し、日本語での教育活動を想定しているのに対し、従来の日本文学・日本文化研究の基礎の上に、欧米の文学理論や比較文学的方法論をも積極的に取り入れた研究を英語の研究論文や学会発表で発信していくことを目指します。また、欧米の日本文学・日本文化研究における新たな領域に対応するような研究者や専門家の育成にも努めます。

講義・研究指導は英語と日本語の双方で行いますが、修士課程の学位論文は英語を基本とします。

2. 特長

(1) 世界の第一線で活躍する研究者による指導

本学の専任教員に加えて、ジョイントアポイントメント制度(複数の機関に所属して双方で教育研究活動を行う制度)などを活用し、世界で活躍する研究者と共同して教育・研究を展開します。また、複数の教員の共同体制による研究指導のほか、将来国際的な舞台で日本学研究を牽引しうる研究者・教育者や専門家を養成すべく、幅広い知識、柔軟な応用力、豊かなスキルを習得するために、英語と日本語両言語による演習科目や講義科目を設けます。

(2) 早稲田大学の研究の蓄積と資源を最大限に活かす

日本文学をはじめ関連する複数の領域の教員が共同して指導に当たり、日本語による教育、研究も並行して行います。国際日本学コースの学生は、日本語日本文学コースをはじめ関連するコースの学生と講義を共有し、共同でワークショップを開催するなど不断に交流します。日本の首都東京という地の利、そして早稲田大学の文学科創設以来125年を超える歴史の中で蓄積してきた知的資源を最大限に活かします。

(3) 国際日本学の領域

日本文学から出発し、関連する日本学(日本語学、日本史、演劇、美術、サブカルチャーなど)の各領域へと連動、連携していく事も可能です。具体的には、literary and critical theory, media studies, translation studies, world literature, history of writing systems and literacy, theater studies および performance studies といった、国際日本学に不可欠の領域や、いずれの領域においても近年注目を集めつつある最新の研究動向をも見据えていきます。

(4) 世界に羽ばたく即戦力人材を育てる

近年、「英語で各領域における専門的な科目を講義できる教員」「英語で日本文化を発信できる人材」の需要が急速に増えています。国際日本学コースでは、日本はもとより、アメリカ、アジア、ヨーロッパなど世界各地における「日本学」求人に対応できる即戦力を育成します。

(5) 留学と海外との連携

早稲田大学は、2008年よりコロンビア大学との日本文学ダブルディグリープログラムを実施しています。また2014年より柳井正イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト(The Tadashi Yanai Initiative for Globalizing Japanese Humanities)により、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)との間で相互の学生派遣、教員派遣などの連携事業を展開しています。早稲田大学大学院文学研究科は2014年より「スーパーグローバル大学創成支援事業」の1拠点として、本学とコロンビア大学、UCLAの3校をハブ拠点とする、国際日本学の研究ネットワークを構築しており、国際日本学コースの教育、研究活動もまた、世界の国際日本学研究をリードするこれら海外研究機関との連携のもとに行います。

(6) 角田柳作記念国際日本学研究所との連携

2015年1月、国際日本学研究ネットワークの世界的拠点として人文学分野における日本学研究の発信と交流を推進するため、角田柳作記念国際日本学研究所(The Ryusaku Tsunoda Center of Japanese Culture)が早稲田大学総合人文科学研究センターに開設されました。以来、同研究所では欧米各大学で活躍している教員を客員研究員として迎え入れ、世界の最先端で活躍する研究者との最高水準の共同研究ネットワークを構築しています。国際日本学コースの学生は、すぐれた研究者たちが本学を中心とした加盟校を循環するこの「知の回遊システム」を活用し、研究会やシンポジウムに参加し、成果をバイリンガルで発表していきます。

(7) 入学試験

研究論文の評価に加え、英語能力、日本文学に関する基礎知識などを書類審査と口述試験により確認し、選考を行います。

(8) 入学時期

4月入学、9月入学のいずれかを志願者が選択します。

(9) 学位

修士(文学)

(10) 研究指導分野

Comparative Literature
Comparative Mythology and Folklore
Cultural Criticism
Gender Studies
Literary History
Media Studies
Performance Studies
Popular Culture Studies
Sino-Japanese Studies
Translation Studies
Visual and Material Culture
World Literature

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