エセックス大学による模擬授業と留学Q＆Aセッション
イギリスの大学評価として知られるRAE（Research Assessment Exercise）において、長い間、政治学の分野でと評価されているエセックス大学（University of Essex）から国際部職員のEmmi Russell氏に加え、政治学部講師のCarolina Garriga氏が来日され、２０１９年９月２６日にエッセクス大学による模擬授業と留学Q＆Aが開催されました。まず最初にCarolina Garriga氏が、国際政治経済学の導入授業を模擬講義し、貿易によって世界全体の構成を高めるものの、そこで損失を受ける一部の人々も生まれ、彼らはその損失から大きな痛みを感じ政治圧力をかける勢力になること、一方利益を得ている消費者は貿易自由化運動に積極的に参画することがないため、現在のような保護貿易の動きがみえることを解説しました。続いて、Emmi Russell氏からエセックス大学への留学について説明がありました。エセックス大学は１９６４年に設置された研究に強みを持つ国立大学で、イギリスの南東部にあるコルチェスター市に位置し、ロンドンからはおよそ1時間という好立地にあることが強調されたほか、社会科学分野の研究は世界的に高い評価を得ていることが説明されました。その一例として、政府が研究の交付金支給のために英国の大学を対象に実施するResearch Assessment Exerciseで国内9位と評価され、提出した研究の90％以上が「国際的に認められる」、22％が「世界トップレベル」と評価されていることが紹介されました。しかも、社会科学、法学、経済学は最高の5＊（世界トップレベル）とされていて、その中でも政治学部と社会学部は継続的に5＊を得ているとして6＊を与えられているそうです。キャンパスは世界130カ国を超える各国からの留学生や世界中から集まった講師陣が集う環境になっていること、そして、学校の敷地に生活に必要な施設をそろえていることが強調されていました。イギリスへの留学をいわゆるBrexitの影響を心配し、なかなか前向きに考えられなかった学生も、今回の説明会でイギリス留学を前向きに考える機会となり有意義なセッションになりました。
