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【SGUナノ・エネルギー拠点】香港中文大学とジョイントワークショップを開催

2016年11月14日(月)に香港中文大学にてEnergy-Next Joint Workshop between Waseda University and CUHK 2016が開催された。
本ワークショップは教育研究連携を目的とし、昨年度第1回が本学にて開催され、今回はその第2回目として香港中文大学がホストを務めた。ワークショップはスマートグリッド、蓄電、太陽光発電をテーマに各参加教員がそれぞれの研究活動を紹介し、本学からは下記教員および、大学院生が参加した。
また、ワークショップには多くの香港中文大学工学部教員・大学院生の参加があり、盛んに質疑が行われた。

 

IMG_0331早稲田大学
・西出宏之教授(早稲田大学SGUナノ・エネルギー拠点リーダー)
・門間聰之教授(早稲田大学応用化学専攻)
・石井英雄研究院教授(早稲田大学スマート社会技術融合研究機構事務局長)
・佐藤 歓(早稲田大学先進理工学専攻4年)
・竹延祐二(早稲田大学先進理工学専攻3年)
(以下3名ポスターセッション参加)
・前田傑(早稲田大学応用化学専攻修士2年)
・渡邉振一郎(早稲田大学応用化学専攻修士2年)
・村上晃平(早稲田大学先進理工学専攻1年)

香港中文大学工学部
・Prof. CP Wong, Dean of Faculty of Engineering
・Jimmy Chai-mei Yu, Head of United College,  Professor of the Department of Chemistry
・Prof. Yi-Chun Lu, Assistant Professor of the Department of Mechanical and Automation Engineering
・Prof. Minghua Chen, Associate Professor of the Department of Information Engineering
・Prof. Jianwei Huang, Associate Professor of the Department of Information Engineering
・Prof. Angela Zhang, Associate Professor of the Department of Information Engineering

○講演概要

IMG_0030ホスト側の責任者CP Wong教授より開会挨拶があり、Wong教授の司会のもとワークショップが進められた。午前中は早稲田側の登壇者が中心に発表を行い、まず西出教授より早稲田大学における SGU事業とナノ・エネルギー拠点の活動の紹介と自身の研究について報告があった。次にProf. CP Wong教授より、香港の4大学(香港中文大学、香港大学、香港理工学、香港科技大学)が香港政府より資金提供を受けて進めているプロジェクト”Smart Solar Energy Harvesting, Storage and Utilization”の紹介があった。化石燃料に代わるクリーンで再生可能なエネルギー、太陽光発電によるエネルギー採取、貯蔵と活用システムの確立を目的として2014年より開始された5年間のプロジェクトで、年間予算は約6033香港ドル(1億円)である。12月には大規模なワークショップを予定しているということである。
続いて、門間教授はこれからの電池電極用の材料設計について、石井教授からは電力エネルギーシステムの新たなパラダイムについて発表を行った。
当日の飛び入り講演として、Yu教授より触媒技術を用いて商品化したコンパクト空気清浄器について紹介があった。
本学から参加した博士学生はそれぞれ以下のテーマにて発表を行った。
・佐藤:ラジカルポリマーを電極活物質、食塩水を電解液に用いたフレキシブル有機二次電池の充放電特性
・竹延:配電系統における分散型電源連系可能容量の最大化手法

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午後は、香港中文大学側の教員が発表を行った。Prof.Luより高エネルギー密度の貯蔵デバイス用酸化還元プロセスと設計方法について、Prof.Chenより再生可能エネルギー分散型発電の不確実性が規制緩和後の電力会社にもたらす影響について、Prof.Haungより相互接続マイクログリッドの運用・計画にむけた協力体制、Prof.Zhangよりマイクログリッドにおける分散型電源の最適配置について報告がなされた。各発表に対しては教員だけでなく、本学から参加した学生からも積極的に質問が行われた。
多くの質疑によりワークショップは当初予定を大幅に超過となったが、今回のワークショップにより今後の具体的な連携に向けて双方の教育研究活動について理解を深めることが出来た。

 

 

○ポスターセッション

IMG_0394コーヒーブレーク、30分のポスターセッション、午後の部開始前に、ポスターに関する質疑が行われた。香港中文大学側の学生からは熱心な質問があり、互いの研究活動について情報交換し今後の交流についても期待される。
本学より参加した学生のうち3名のポスター発表のテーマは下記の通りである。
・前田傑 革新型蓄電池用Li金属負極のoperandoインピーダンス解析
・渡邉振一郎 PV大量導入配電系統における電圧制御機器による高度な電圧制御手法
・村上晃平 ホール輸送材料と1cm2ペロブスカイト太陽電池

 

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