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【SGU 実証政治経済学拠点】 サンタ・クララ大学クリス・ジェームス・ミッチェナー教授セミナーレポート

2016-04-15 12.47.09
4月15日、早稲田大学SGU実証政治経済学拠点と現代政治経済研究所の共催により、サンタ・クララ大学クリス・ジェームス・ミッチェナー教授によるセミナーが開催されました。ミッチェナー教授は、これまでに金融史ならびに国際マクロ経済の歴史に関して数多くの業績を挙げ、現在は経済史分野の主要英文学会誌のひとつであるExplorations in Economic Historyの共同編集長を務めています。「われわれは経済史から何をどのようにして学ぶことができるか」と題するセミナーには、経済史ならびに実証研究全般に興味を持つ多くの教員と大学院生が参加しました。

第1セッションでは、ミッチェナー教授が現在進めている研究論文「刀から銀行株式へ:明治日本の金融抗争と政治改革」についての報告が行われました。論文の中で同教授と共同研究者は、明治維新期の日本で、旧士族を新しい政治体制の中に取り込み政治の変革を継続するために、どのように金融が活用されたかを検討しています。本報告では、文語体で書かれた日本語の資料を読みこなさなければ得ることのできない歴史的データを注意深く収集したうえで、新たに設立された国立銀行のネットワークに焦点を当て、地理情報システム分析を含む興味深い検討結果が示されました。

第2セッションでは、ミッチェナー教授による「デジタル化されたデータを活用した(4D: Digitally-Driven Data Design)経済史研究の未来」と題する講演に続いて、自由討論が行われました。講演の中で同教授は、今後10年を見据えた経済史研究の方向性について、自らの知見と予測を述べました。同教授によれば、すでにデジタル化されたデータの活用は経済史の手法と概念的理解に大きな影響を与えており、今後もデジタル化された大規模記録の収集費用の低下が継続するほか、データの検索・整理機能や空間情報の表現方法の改善もあり、研究者の研究方法は革命的な変化を遂げることが予想されるとのことでした。また、同教授によれば、デジタル化されたデータの活用は、学際研究の可能性を拡げるものでもある、とのことでした。

両セッションでは、報告論文に関する質疑応答、新たな研究手法の適用の仕方やその有用性など、さまざまな論点について、建設的な議論が行われました。

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