9月25日に、本学商学部主催の「カルロス・ゴーン、早大生と“人間力”を語る」が大隈講堂にて開催され、日産自動車株式会社CEOカルロス・ゴーン氏の講演とパネルセッションに、約1000名の学生が詰めかけました。
この催しは、一般社団法人日本自動車工業会が若者の「クルマへの関心醸成」を目的に実施している「大学キャンパス出張授業」の一環として、また、ゴーン氏への早稲田大学名誉博士学位授与10年を記念して実施したものです。
鎌田薫総長
「カルロス・ゴーン氏は、世界的企業である日産及びルノーを力強く牽引し続ける、グローバルリーダーとしてより一層活躍されています。本学は2012年に策定したWaseda Vision 150に基づいて、大胆な改革を進めていますが、教育面では人間力・洞察力を備えたグローバルリーダーの育成を、学術研究面では未来をイノベートする独創的研究の推進を大きな目標に掲げています。科学技術イノベーションの代表格である自動車工業界において、大活躍されていらっしゃるカルロス・ゴーン氏にお話をしていただけることは、本学にとっても大変意義深いものであり、本日大隈講堂に集まった学生諸君が大きな刺激を受け、新たな発見をしてくれるものと、大いに期待しています。」
カルロス・ゴーン氏
(以下意訳)
「リーダーシップとは、その人の天性によるものではなく、様々な困難を乗り越えた経験が積み重なり備わったものが、より緊迫した場面において発揮されるものです。自分には無理と諦めず、誠実さとコミュニケーションを大切にしながら問題解決に当たれば、経験と評価が付いてくる。失敗は、その原因を理解して改善していけば、プラスになるので恐れることではありません。」
「大学では学び方を学ぶ場、世の中は20年で全く変わるので、学びの終わりはありません。そのつもりで失敗を恐れず20代を楽しんでいってほしいと考えています。」