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【2017年5月12日 第5回ORISシンポジウム報告】  Leadership Turnover in Africa: Elections, Social Movements, and Mortality

  • 日 時
    2017年5月12日(金) /14:45~16:25
  • 会 場
    早稲田大学早稲田キャンパス1号館401教室
  • 講演者
    Kim Yi Dionne (Assistant Professor, Smith College)
    長辻 貴之 (早稲田大学大学院政治学研究科 博士後期課程)
  • 言 語
    英語(通訳なし)

講演内容

本シンポジウムでは、現職大統領の死亡や反体制社会運動といった、予測不能で不安定要素をはらむ事態が発生した直後の選挙ついて考察した。

まずDionne氏が、大統領の死が選挙に与える効果について講演を行い、制度の重要性について説明した。講演では、ザンビアとマラウィの事例を使用し、また大統領の死が選挙に与えるネガティブな効果について説明した。次に長辻氏が、なぜ社会運動が市民の投票を動機づける場合と動機付けない場合があるのか、という研究上の質問を提議し、政府による社会運動の抑圧と選挙の競争性により、社会運動の効果が変わると説明した。

Q&Aでは講演者の発表に対し会場から多くの質問が寄せられた。例えば、Dionne氏へ、合憲的な権力移譲が行われる最近の傾向は何により説明できるか、なぜ高齢になった大統領が大統領職を維持できているか、という質問が出た。一方で、長辻氏には、社会運動を起こす時期によりその結果も変わってくるのではないか、という質問が会場から出た。本シンポジウムでは、大統領の死や社会運動のアフリカの選挙に与える影響力を考察し、アフリカの近年の政治的変化への洞察を参加者と共有した。

シンポジウムの様子

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