国際シンポジウム 水産物の透明性と持続可能性
開催概要
世界の水産物需要が高まり続ける中で、現在、世界の水産資源の8割以上が過剰利用または生産量増大の余地がない満限利用の状況にあるなど、水産物の持続可能な利用の重要性がますます高まっています。こうしたなか、水産物の漁獲・流通・消費の各段階において透明性を確保し、合法的かつ適切に管理された漁業に由来するものであることを確認することが重要な課題となっています。またこれに関連し、世界や日本の漁業者に深刻な影響を及ぼし水産資源の持続的な利用への脅威となる違法・無報告・無規制(IUU)漁業への各国の取組みが強化されています。
本シンポジウムでは、こうしたIUU漁業が日本と世界の水産業にどのような影響を及ぼしているのかに関する最新の研究結果を報告し、海外政府の代表も招いてIUU漁業対策のための国際協調の推進について議論いたします。また、世界有数の漁業国であり水産物の消費大国の日本が、持続可能性に配慮した水産物の調達が目指されている2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会開催を機に、さらには「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals : SDGs)」を中核とする「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の達成に向け、水産物の透明性・持続可能性の確保を図るため、企業や消費者も含めてどのような取組みを行っていくのかについて考えます。
- 日時
2017年5月16日(火) / 13:00~17:15
2017年5月17日(水) / 13:00~18:00 - 会場
1日目:早稲田大学小野記念講堂
2日目:早稲田大学井深大記念ホール - 対象
学生・教職員・一般 - 事前申込み制:参加費無料(先着:1日目:180名、2日目:300名)
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第1日目5月16日(火)は定員に達し受付終了となりました。
第2日目5月17日(水)は若干お席がご用意できます。ご参加をご希望の方は
5月15日(月)までに[email protected]までメールでご連絡をください。
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国立研究開発法人水産研究・教育機構
TNC(ザ・ネイチャー・コンサーバンシー)
早稲田大学地域・地域間研究機構 - 後援
水産庁
外務省
一般社団法人大日本水産会
日米研究インスティテュート(USJI)
早稲田大学持続型食・農・バイオ研究所
公益財団法人世界自然保護基金(WWF)ジャパン
株式会社シーフードレガシー
基調講演
石破茂(衆議院議員、自民党水産基本政策委員長)
佐藤一雄(水産庁長官)
カルメヌ・ヴェッラ(欧州委員(海事・漁業担当大臣))
三宅香(イオン(株)執行役 環境・社会貢献・PR・IR担当)
ビデオメッセージ
アルベール2世(モナコ公国大公)
登壇者
堀口健治(日本農業経営大学校校長/早稲田大学名誉教授)
阪口功(学習院大学教授)
大関芳沖(国立研究開発法人水産研究・教育機構 審議役)
井田徹治(共同通信社編集委員)
山本泰幸(イオンリテール株式会社グループ商品戦略部)
クエンティン・ハニック(オーストラリア ウーロンゴン大学・国立海洋資源・安全保障センター助教授)
トニー・ロング(ピュー慈善基金違法漁業廃止プロジェクト・ディレクター)
ジョン・ヘンダーシェッド(米国海洋大気庁国際・水産物検査室ディレクター)
ジョッシュ・マデイラ(モントレー水族館フェデラルポリシーマネジャー)
宮原正典(国立研究開発法人水産研究・教育機構 理事長)
マリア・ダマナキ(TNC海洋部長、元欧州委員(海事・漁業担当大臣))
太田宏(早稲田大学地域・地域間研究機構グローバル・ガバナンス研究所所長/早稲田大学国際学術院教授)
ほか ≪敬称略、順不同≫
プログラム
1日目
・セッション1:日本を取り巻くIUU(違法・無報告・無規制)漁業の現状と水産物の透明性促進に向けたテクノロジー
・セッション2:IUU漁業対策に向けた国際協力の強化
2日目
・基調講演
・ビデオメッセージ:アルベール2世(モナコ公国大公)
・セッション3:水産物の透明性と持続可能性の実現に向けた政策・取組み
・セッション4:水産認証制度の活用による水産物の透明性と持続可能性
・セッション5:まとめ
⇒ プログラム詳細(チラシ)
講演配付物
問合せ
シンポジウム事務局:(株)早稲田大学アカデミックソリューション(担当:桑原)
TEL: 03-3208-0102 (内線701-274)
Email: [email protected]