Organization for University Research Initiatives早稲田大学 重点領域研究機構

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光科学研究所
Opto-Science Laboratory

分野

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2015年03月31日に終了しました

所長:多辺 由佳[たべ ゆか]
理工学術院教授

研究テーマ

光と物質の相互作用
-基礎物理からデバイス応用まで―

研究概要

現代のテクノロジーにおいて、光デバイスはきわめて重要な役割を果たしており、通信、記録、証明や表示、医療診断、またクリーンエネルギーをはじめとする様々な分野で広く用いられている。これに関わる光は、可視光だけではなく、赤外線から、紫外線、さらにはⅩ線、ガンマ線まで広範囲の波長にわたっており、光デバイスはこれらの電磁波と物質中の電子(あるいは原子核)との間の相互作用のよって成り立っていると言える。どの波長領域においても、光と物質との相互作用には量子力学を基本とした基礎物理学が重要な役割を果たす。本研究で我々は、光デバイスを「光と物質の相互作用」という観点から捉え、基礎的な研究を行いつつ、新奇な現象の発見とその新しいデバイスへの応用を目指す。特に、半導体光デバイス、液晶素子、強相関電子系光デバイス、陽電子断層撮影(PET)、有機光デバイス、アト秒領域の超短パルス光デバイスの6つにおいて、研究所員各々の知見をもとに、共同研究によって質的に新しい成果を得ることを目標とする。

これらの光デバイスに関する物理は、光による電子‐ホール対生成のプロセス、界面における電子状態の変化、電子スピンと軌道角運動量の相互作用、電子スピンと核スピンの相互作用によるスピン緩和、液晶における相転移現象、電子のトンネル効果、電子間相互作用による集団運動、高い電場状態における非平衡なだれ現象など、基礎物理としても本質的かつチャレンジングなテーマである。我々は、このような基礎物理を明らかにするとともに、それに基づいた新現象の発見とデバイスの応用を目指す。

研究所員

多辺 由佳(理工学術院教授)
竹内 淳(理工学術院教授)
勝藤 拓郎(理工学術院教授)
片岡 淳(理工学術院准教授)
竹延 大志(理工学術院教授)
新倉 弘倫(理工学術院准教授)
青木 隆朗(理工学術院准教授)

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