2014年03月31日に終了しました
所長:中島 国彦[なかじま くにひこ]
文学学術院教授
研究テーマ
早稲田大学、とりわけ文学学術院において、長い間をかけて培ってきた日本文学研究、及びそれに連動する日本文化研究のさまざまな成果を活かしつつ、これまでに個別に築いてきた海外の有力な研究機関及び研究者たちとのパイプをより強固なものにし、真に国際的といいうる研究の展開をめざす。さらには、その国際的な展開に見合う形で、これまでの伝統的な日本文学・日本文化研究の枠組みにとらわれずに、新時代に対応した方法と対象とを開拓し、日本文学・日本文化研究の再構築をめざしてゆく。現在、日本文学・日本文化研究の新展開をはかるためには国際的な連携が不可欠となっている。他方、早稲田大学からの国際的な発信が日本文学・日本文化研究の国際的な活性化に対して重要な貢献をなしうることは疑いない。本研究では、「早稲田」と「世界」の強力な連携関係を構築することによって、新たな日本文学・日本文化研究の「共創」を期するものとする。そのためにも、次の二点を核とする。
国際的な提携と発信の強化
早稲田大学の日本文学・日本文化研究は、国内的にはもちろんのこと、国際的にも確固たる地位を築いてきた。殊に近年では、アメリカのコロンビア大学、フランスのイナルコ(国立東洋言語文化研究学院)等、日本文化研究において世界の中でも指折りの大学・研究機関から厚い信頼を得ており、さまざまな学術及び教育上の共同の事業を展開してきている。今後は、21世紀における「研究のWASEDA」をになうために、こうした「強み」をより強力なものとし、全世界へ向けて発信する体制を築いてゆくことを第一の目的とする。
研究の組織化と新たな展開
日本文学・日本文化研究は、個々のジャンル・次代別に展開してきたため、それぞれの領域での研究は進展してきたが、総合性にかける「弱み」があった。そこで、各種の研究・交流プロジェクトを推進することで、全学の日本文学・日本文化の研究体制の組織化を図る。文学学術院を中心に、適宜学内の他学術院や研究機関と連携してゆくことで、この研究活動は、飛躍的に円滑かつ効率的に、全世界に向けて発信されるはずである。そして、この研究分野において、対外的に大学全体を代表とする窓口を形成することを第二の目的とする。
研究所員
中島 国彦(文学学術院教授)
大日方 純夫(文学学術院教授)
兼築 信行(文学学術院教授)
河野 貴美子(文学学術院教授)
陣野 英則(文学学術院教授)
高橋 敏夫(文学学術院教授)
高松 寿夫(文学学術院教授)
竹本 幹夫(文学学術院教授)
丹尾 安典(文学学術院教授)
千葉 文夫(文学学術院教授)
十重田 裕一(文学学術院教授)
宗像 和重(政治経済学術院教授)
鳥羽 耕史(文学学術院教授)
リサーチ・アシスタント(RA)
梅田 径
大川内 夏樹
塩野 加織
庄司 敏子
橋本 あゆみ
連絡先
〒162-8233
新宿区戸山1-24-1
早稲田大学戸山キャンパス
39号館2508研究室
Tel:03-5286-3711
Fax:03-3203-7718(文学部教員ロビー)
(※FAXでのお問い合わせの場合、 国際日本文学・文化研究所宛と明記して下さい)
E-mail:nakakuni☆waseda.jp
(※☆に@を入れて送信して下さい)