2018(平成30)年度 早稲田大学環境経済経営研究所
次席研究院(応用ミクロ計量分析・環境経済学)「講師担当」募集要綱(公募)
早稲田大学・環境経済経営研究所において、研究プロジェクト「環境・エネルギー政策の実証研究:価格VS非価格アプローチ」(研究代表者:有村俊秀・政治経済学術院教授/環境経済経営研究所所長)の実施のため、下記の要領により、次席研究員(応用ミクロ計量分析・環境経済学担当、講師相当)を公募します。
機関の説明(募集の背景、機関の詳細、プロジェクトの説明等)
本研究所では、省エネルギー、再生可能エネルギー、排出量取引等の環境・エネルギー政策や企業の自主的環境取組を実証的に検証し、国際的な学術誌を中心に研究成果を公表していきます。その中で、米、欧の研究機関と連携しながら、社会的に受容されたエビデンスベースの政策提言を目指します。
今回は、環境経済経営研究所において2018 年度からスタートする研究プロジェクト「環境・エネルギー政策の実証研究:価格vs非価格アプローチ」の研究を主要な業務として従事していただく研究員を募集します。今回募集する研究員の正式な資格名称は次席研究員(英語表記はJunior Researcher)ですが、対外的には研究院講師(Assistant Professor)を称号することができます。
研究プロジェクトについて
人々や企業の環境保全行動を促進するには、環境税などの価格メカニズムが大きな役割を果たすと考えられます。一方で、社会規範やピア効果など、非価格要因が環境行動促進に果たす役割にも注目が集まっています。本プロジェクトでは、省エネルギー行動などの環境保全行動に与える価格要因及び非価格要因の影響を分析します。研究では、ドイツのカッセル大学等との共同研究を通じて、日独比較研究も行う予定です。アプローチとしてはサーベイデータの収集・統計分析に加え、ラボ実験を行うことも視野に入れます。
分析の対象となるデータは主に以下の通りです。
●日本の家計レベルデータ
●日本の自治体のデータ
●日本企業のデータ
本プロジェクトは、ドイツのカッセル大学との日独共同調査も行うため、英語でのコミュニケーション・スキルが必須となります。さらに、アリゾナ州立大学や欧州の他研究機関との共同研究の可能性もあり、勤務評定によっては大学を含め海外の研究機関への派遣の機会も与えられます。
また、上記の課題遂行のために、ミクロデータの実証分析の研究実績のある方が望まれます。
なお、環境経済学の知識は重視いたしますが、学際的なアプローチも重視するため、他の分野の方の応募も歓迎します。
業務内容(勤務内容、担当科目等)
・調査票の作成(日本語及び英語)
・収集データのクリーニング、データ解析
・論文の執筆(英語で執筆できることが必要である)
・報告書の作成
・月1回程度開催される研究会、シンポジウムの運営(英語での開催も含む)
・講義担当はありません。
勤務所在地
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学早稲田キャンパス
(東京メトロ東西線早稲田駅徒歩5分)
募集人員
1名
着任時期(嘱任予定日)
2018 年4 月1 日~7 月1 日(応相談)
応募資格
着任時に他で本務を持たない者、かつ以下の全ての条件に該当していること。
(1)既に博士の学位を取得している方、又は着任日までに博士の学位を取得できる方。学位の種別は問いません。着任日までに博士の学位を取得できなかった場合には、採用は取り消されることがあります。
(2)上記に示したプロジェクトおよび業務内容について、興味・熱意を持って従事できる方。
早稲田大学は、国際課、男女共同参画などダイバーシティの実現を推進しています。教員採用・昇進の人事審査において、国籍、性別、信条、障がいを理由とするいかなる差別も行なわないことを申し合わせています。
給与・待遇
職名:次席研究員(講師相当)
給与:年俸制。本学規程に基づき、業績を考慮して決定されます。別途、交通費支給、社会保険あり。(審査の段階で決定されますので、詳細は面接時にご相談ください。)
任期:1 年毎更新の上、最長2021 年3 月まで(更新には審査があります。)
なお、資格に関わらず2013 年4 月1 日以降に本学と雇用契約がある場合は、雇用期間や再任用の有無・期間について、上記の期間のとおりとならない場合があります
勤務:本学規程に基づく。
募集期間
2017 年12 月28 日(木)~2018 年1 月18 日(木)(郵送の場合には、簡易書留便にて必着のこと)
応募・選考・結果通知・連絡先
- 応募書類
(1)履歴書(様式自由(携帯電話番号、E-Mail アドレスを必ず記載)、研究業績一覧を含む)
(2)主要な研究業績5 点以内の別刷・コピー
(3)志望理由書(プロジェクトに対してどのような貢献ができるかについての記述も含む)
(4)所見をうかがえる方2 名の連絡先
※書類選考合格者は、面接試験時に大学院の成績証明書、学位取得証明書等の追加書類を提出していただきます(詳細は、書類選考合格通知でお知らせします)。さらに、採用になった場合には、早稲田大学所定様式にて履歴書・教育研究業績等を再提出していただきます。
※応募書類等は返却せず、本選考の用途の限り使用し、選考終了後に責任を持って処分いたします。個人情報を第三者に開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。
- 応募書類提出先
応募書類は、郵送またはJREC-IN のWeb 応募によって提出してください。郵送の場合には、表に「次席研究員応募」と朱書きし、簡易書留郵便にて以下の宛先に郵送してください。
**
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
早稲田大学政治経済学術院
有村俊秀
** - 選考内容(選考方法、採否の決定)、結果通知方法
(1)第1 次選考(書類選考)
選考結果は、合格者のみに対して2018 年1 月22 日(月)までに本人宛へ電子メールにて通知します。
(2)第2 次選考(面接試験)
1 月24 日(水)~1 月28 日(日)に実施予定。実施日は応相談。面接は原則として早稲田大学で行いますが、遠方の方については面接試験の方法についてできるだけ柔軟に対応いたしますので、ご相談ください。第2 次面接の結果は、2 月初旬にお知らせできる予定です。
※選考に関わる交通費等の諸経費については、原則として応募者の負担とします。
※選考に関する質問には一切お答えできません。
- 連絡先
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
早稲田大学政治経済学術院教授
有村俊秀
Email: arimura*waseda.jp
(*を半角@にしてご使用ください)
プロジェクトや業務の内容等についてご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。