2015年03月31日に終了しました
所長:鳥居 祥二[とりい しょうじ]
理工学術院教授
研究テーマ
最先端宇宙科学観測による新たな宇宙像の探求
―世界レベルの宇宙科学観測・技術融合センターの設立―
研究概要
本研究では、早稲田大学において実績をあげている宇宙科学分野の研究者が結集して、人類共通の「知の創造と活動領域の拡大」のために新たな宇宙像を探究することを目的としている。このことは、国際的研究大学を目指す本学の責務を達成するという目的に極めて適した内容であるといえる。さらに、宇宙科学・技術の研究を目指す人材の育成は、「宇宙への夢」を持つ意欲的な研究者を教育するだけでなく、「ものづくり」技術を生かした宇宙産業分野の発展にとっても不可欠である。
宇宙科学観測は巨額な費用と組織を必要とするため、大学が単独で行うことは不可能であり、従来は宇宙航空研究開発機構(JAXA)を中心とした独立行政法人や研究機構によって実施されてきた。早稲田大学は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携協力協定を締結して、各々が任務分担による共同研究を推進する体制がスタートしている。このような協定が提携されたのは私立大学では本学のみであり、宇宙教育などの他分野にも拡がりをみせて全学的な取り組みとなりつつある。これにより、巨額の資金を必要とする観測装置の製作、打ち上げ・運用などはJAXAの予算・組織によって実施し、観測データ解析に基づくサイエンス成果の獲得や基盤的要素技術の開発を、本研究によって主導的に実施する仕組みができている。
JAXAとの共同研究として実施または計画されているプロジェクト(CALET、かぐや、Waseda-Sat2、Fermi/LAT、NEXT)を中心にして、JAXAメンバーとの人事交流を図りながら、宇宙科学情報を有機的に統合するために必要なデータ解析システムを構築する。さらに早稲田大学が独自に実施している電波観測(那須電波干渉計)や理論的研究とも密接な連携関係を持ちながら研究を推進する。
研究所員
鳥居 祥二(理工学術院教授)
長谷部 信行(理工学術院教授)
鷹野 正利(理工学術院教授)
片岡 淳(理工学術院准教授)
寄田 浩平(理工学術院准教授)
前田 惠一(理工学術院教授)
山田 章一(理工学術院教授)
中島 啓機(理工学術院教授)
山川 宏(理工学術院教授)
宮下 朋之(理工学術院教授)
大師堂 経明(教育・総合科学学術院教授)
嶋本 薫(大学院国際情報通信研究科教授)
非常勤研究員
小澤 俊介(客員次席研究員/研究院客員講師)
招聘研究員
高柳 昌弘(独立行政法人宇宙航空研究開発機構ISS科学プロジェクト室長)
連絡先
〒169-8555
新宿区大久保3-4-1 早稲田大学
理工学術院 鳥居研究室
Tel・Fax:03-5286-3090
E-mail:[email protected]
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