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【学部交流学生インタビュー】 2018年度春学期派遣生 眞田 貴永さん

眞田貴永さん(スポーツ科学部3年・グローバル・コミュニケーション学部グローバル・コミュニケーション学科へ留学)

2018年度春学期にグローバルコミュニケーション学部に留学した眞田さんに、三ツ葉キッカーズという伝統あるサッカーサークルでの活動、およびグローバル・コミュニケーション学部での学生生活についてお話を伺いました。

1.サークルを見つけたきっかけを教えてください。

私は静岡県から上京してきたのですが、同志社留学前に帰省した際、幼い頃に英語教室で仲良くしていた友達が同志社大学に在学しているのを偶然耳にしました。彼に連絡を取ったところ、同志社大学のサッカーサークルである三ツ葉キッカーズ(以下三ツ葉)を紹介されました。そして、「GKが足りていないから来て欲しい」と彼に 誘われました。

当時1月初旬に静岡市で行われたある選手の引退試合にGKとして出場する事が決定していたので、丁度体を動かし始めていた時期でした。早稲田大学では全くサッカーをやっていなかったので、3年のブランクを埋めるためにも必死に練習し、サッカーと再び密接に関わり始めていました。そこへ丁度舞い込んできた話だったので、何かの縁だと思い、友人からの誘いを快諾しました。この決断が無かったら一生の仲間たちと出会うことはなかったんだと今思うと、とても怖いです。

初めての練習では、GK不足の背景もあってか、熱烈に歓迎して頂きました。1日で友達が沢山できとても嬉しかったです。これから始まる同志社での生活に心躍らせていた事を鮮明に覚えています。

2.具体的なサークル活動内容はどんなものでしたか?

平日4日練習、土日どちらかに試合があるという日程で活動をしていました。私は課題やアルバイトを考慮して頂いたので、週2日の練習参加と試合参加というスケジュールでした。場所は同志社大学にある人工芝のグラウンドです。7回の日本一(東西決定戦)、54年の活動実績を誇る当サークルとはいえ、このように恵まれた環境下でサッカーができるとは夢にも思っていなかったので驚きました。

総勢10名以上のマネージャーさん達(本当に一生懸命支えてくれる日本一のマネさんです!)と共に、全国3冠(同好会トーナメント・マガジン杯・東西決定戦)を目指して活動しました。関西出身者が多いということもあって、皆とてもフレンドリーで、笑いには厳しく、毎日厳しくも楽しく活動していました。

3. サークル活動の中で一番記憶に残っているエピソードはどんなものですか?

三ツ葉での思い出は枚挙に暇がありません。とても濃く、幸せな時間を過ごさせて頂きました。中でも特に嬉しかったことは2つあります。2つとも、夏のマガジン杯(※)での出来事です。

※サッカーマガジンカップ・オープン大会。毎年9月に長野県菅平高原で開催され、近年は大学の「準体育会」「同好会」 の強豪チームが参加している。

開会式での1枚

1つめは、三ツ葉の一員として、早稲田のサッカーサークルであるFC.GUSTAさんと試合をして、PK戦までもつれ込んだ結果、勝利した事です。

マガジン杯の約2ヶ月前に行われたFC.GUSTAとの試合では、大敗していました。また、三ツ葉はここ最近、PKで勝利したことがありませんでした。私がPKを止めて勝利に貢献できた事も嬉しかったのですが、それ以上に安堵や喜びで涙を流していた仲間の姿のほうが印象的でした。

早稲田のスポーツ科学部で同じクラスに所属していた友達と試合をするという不思議な、そして大変幸せな試合でもありました。

GUSTAさんとのPK戦前にOB OG皆で円陣を組む

2つめは、全国から65チームが参加したこの大会で、関西から唯一参加した三ツ葉のABC3チーム全てが決勝トーナメントに進んだことです。特に、Bチームが準優勝という快挙を成し遂げたことです。

私の属するAチームは志半ばで敗退を喫し、悔しい思いをしましたが、「三ツ葉」として、Bチームが3回生の頼れるキャプテンを中心に決勝まで進んだ事、そして惜しくも決勝で負けてしまいましたが、全国大会準優勝という快挙を成し遂げてくれたことが本当に誇らしく、嬉しかったです。

決勝前皆で円陣

 

最終的なマガジン杯の結果も勿論ですが、「来年も絶対に帰ってきてください」と言ってくれた事、これからもずっと三ツ葉の一員として居させてくれる事、初日から本当に温かな三ツ葉の皆と出会えた事が私にとっての一番の財産です。この場を借りて、感謝したいです。ありがとうございました。また、この記事を読んで三ツ葉キッカーズに興味を持ってくれた早大生が僕の後に続いてくれたら本望です。暖かい皆が熱烈な歓迎をしてくれる事、一生の思い出ができる事を信じて疑わずにはいられません。

Bチーム決勝後の集合写真

4. グローバル・コミュニケーション学部を選んだきっかけを教えてください。

今回の同志社留学とは別に、早稲田の交換留学の制度を利用しての海外留学を検討していました。私の専攻はスポーツビジネスであり、特にサッカーに関心を抱いていました。そのことから、サッカー強豪国と言われる5カ国ほどに同時に出願しました。それらの国の中でも、特にドイツで学びたいと考えていました。

海外留学に向けては、早急に自身の英語力の改善を図ることが必要だと考えました。なぜなら、どの国に行ったとしても授業は英語で行われますが、これまで英語でのプレゼンテーションやレポートの作成を行ったことがなかった為です。海外留学と並行して同志社の学部を選ぶにあたり、英語学習に集中でき、またドイツ語も学ぶことができるグローバルコミュニケーション学部は、私にとって厳しくも理想的な環境でした。

また、私はこれまでの大学生活で様々な国に趣き、多種多様な人たちと触れ合ってきました。その中で自身の自国についての知見の無さを痛感していました。浅草に赴いたり鎌倉で人力車のアルバイトをしたりと工夫をしましたが、遷都150年足らずの関東で生活するだけでは、日本の事を充分に理解することができないということを感じていました。

一方で、私は海外のサッカーに興味があり、将来は海外のクラブで働きたいと考えていました。その為、近い将来自国を離れて仕事をすると仮定すると、同志社留学は古都京都で、日本について学びを深める最大のチャンスであると考えました。

もちろん、早稲田大学でも英語力向上を図ることはできます。しかし半年という限られた期間ではありますが、観光では無く、現地に住む事でしか分かり得ない京都という街が持つ神秘さ、魅力を感じることができると考えた点、そして前述の英語学習に全身全霊をかけることのできるという2点がグローバルコミュニケーション学部を志望した大きな理由です。

5. グローバル・コミュニケーション学部で学んだ中で、もっとも記憶に残っているエピソードはどんなものですか?

JEMUN(Japan English Model United Naions2018:日本模擬国連)に参加させて頂いたことが最も印象に残っています。近畿大学で開催された「日本模擬国連」では、海外大学や高校生を含む23カ国29大学、12高校・各種学校の学生が一堂に会し、「貧困と飢餓」について、各自がそれぞれの国の大使に扮して3日間に渡って英語で討論しました。

JEMUN参加者で集合写真

私はジャーナリストとして同志社の仲間のみならず、他大学の仲間と協力しながら担当グループを取材し、2018年度版JEMUNの報告冊子編集に携わりました。同志社大学グローバルコミュニケーション学部では2年次に1年の海外留学に行きくため、その1年を経た学生の英語力はレベルが非常に高いのですが、本取材を協力して進める中で、改めてその英語力に驚嘆しました。

Team Awardのみならず、優秀な2人が個人賞に輝きました!(凄く嬉しかったです。)

6. これから同志社に行く学生へ、何かアドバイスがあれば教えてください。

私は半年間、同志社大学の学生の一員として過ごしました。「京都でしか送れない大学生活を存分に送る。勉強も少し頑張る」を目標に毎日を過ごしました。京都に属する大学同士の制度を利用して、京都大学の授業を履修し単位を取得しました。初めての一人暮らし、やってみないと分からないことがたくさんありました。関東と関西、それぞれの土地が持つ雰囲気、人の感じ、大学によって全く異なるカラーを日々存分に感じました。海外に出て初めて分かる日本の事を実感してきたように、同志社に来て初めて分かる早稲田の良さをたくさん知り、改めて早稲田を好きになりました。

皆に誕生日をお祝いしてもらいました

早稲田大学はその道の一流に通じる様々な小さな扉を持った大学だと思います。数多あるドアの中で同志社を選んで本当に良かったです。京都でお世話になった皆様に心から感謝しています。ありがとうございました。そしてもし、この記事を読んで同志社にそして三ツ葉キッカーズに興味を持ってくれた人がいたならぜひ、そのドアに手をかける事をお勧めします。時間の流れも空間も全く異なる神秘的な街京都が、あなたの大学生活に彩りを与えてくれるに違いありません。興味のある人、個人的に相談に乗ります。詳しくはグローバルエデュケーションセンター事務所にお問い合わせ下さい。

 

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