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【学部学生交流制度】 2015年度派遣生 池水 遥さん

池水遥さん(文学部2年・文学部美学芸術学科へ留学)

1.  同志社大学への留学を考えたきっかけは、どのようなものでしたか。

私は東京出身東京育ちなのですが、中学生のころから日本史がそれなりに好きだったので、大学受験の時点で東京の大学にするか、京都の大学にするか迷っていました。そんな中で早稲田大学に同志社との交換留学制度があることを知り、早稲田大学を志望校にしました。

京都及び同志社に留学したいと思った理由は3点ほどあります。

まず1点目に、京都という「まち」を体感したいと思ったことが挙げられます。具体的には歴史的な価値のある本物の寺社仏閣・美術作品などの実際に自分の眼で鑑賞したり、観光用でない「生活の京都」を体感したりすることが挙げられます。(地元の人が参加する市や行事に参加したり、京野菜を買って自炊したり、京都人のちょっと怖い一面を見たり・・笑)

次に2点目として、「授業・サークル・バイト」だけではない大学生活を送りたいと思ったことが挙げられます。現世的な考えですが、来る就活で自分の大学生活について聞かれた時に、他人から自分を見分けてもらえるようなことを経験しておきたいと考えました。もちろん留学するだけでなく、そこで何かを学ばなければ意味は無いのですが、私の場合は留学がそういった学びのきっかけになりやすいのではないかと思い、留学したいと考えました。

そして3点目に、同志社大学には早稲田にない美術史・美学・芸術学を複合的に学ぶことのできる「美学芸術学科」があったことが挙げられます。1年前期に早稲田で「美学1」という講義を受け、美学への興味が湧いたため同志社ではこの学科を選びました。後ほど詳しく書きますが、同志社では地の利を活かした、美学的な物事をまちに見に行く授業もあり、非常に楽しめました。

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2. 同志社大学への留学でよかった点について教えてください。

 私は秋学期のみの留学だったのですが、非常に充実していました

 まず元々美学を勉強したいと思っていたので、授業が楽しかったです。美学芸術学実地演習という授業では大徳寺の曝涼や兵庫の宝塚歌劇団の鑑賞などをしました。授業内容のみならず、教授陣も早稲田より「先生」の役割を果たしているなと感じることが多くありました。また関西圏の学生のプレゼンの上手さに驚きました。早稲田生はどこか「早稲田」というブランドに安心しているところがあると思うのですが、それが恥ずかしくなってしまうくらいでした。学生のうちに危機感を抱けてよかったです。早稲田に比べると人数も少ないため、少人数でしっかり学べたような気がします。

 また早稲田から同志社に同時に留学したメンバーとの交流もとても楽しかったです。授業の合間を縫って一緒に寺社仏閣を巡ったり、紅葉を見に行ったり、料理を作ったり食べに行ったり、お互いの家に遊びに行ったりなどなど・・。また3年生の方もいらしたので就活事情などについて学べたのもよかったです。もちろん同志社での交友関係も広がり、関西圏や英語の授業で一緒だった留学生とも仲良くなることが出来、実際に東京に帰ってきてからもよく遊んでいます。個人的に自分と「異なる人」(性別、出身、国籍、年齢、価値観etc..)と交流関係を深めるというのはとても大切なことだと思っているので、この点に関してかなり大きな収穫が出来たなと感じています。

 そしてなんと言っても「東京では挑戦できなかったことに挑戦できる」というのが大きいと思います。私は東京ではサークルとバイトに追われるいわゆる普通の大学生活を送っていたのですが、京都ではどちらもやらずに今まで自分がしてみたかったことをする時間に充てました。一つ学問を究めてみる、料理を本当の意味でできるようになる、本物をたくさん自分の眼で見る、「異なる世界の人」と話す、じっくり読書をするなど・・。例えば授業の終わった2~3月には、京都で行われていた現代アートのプロジェクトの学生スタッフとして、広報を担当しました。広報の仕事内容やその影響を知り、そして現代アートを観客ではなく主催側の一員として参加できたというのは本当にいい経験でした。時間に余裕のある京都生活を送れていたからこそのものだと思っています。ちょっとお金がきつい時期もありましたが、精神的にとても豊かな時間を過ごせ、自分の人生の中で貴重な時間になるのではないかなと思っています。

同志社への留学は、海外ほどハードルが高いわけではありませんし、一旦東京との関係を断ち切って新しい生活を始めるのに最適です。もし悩んでいる人がいたら、私はぜひ行くことをおすすめします。

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3. あなたにとって、同志社大学への留学が今後どのように役立つと考えますか。

 勉学面としては、私自身が美術史コースなので、同志社で学んだことを活かし、より広い知見から物事を学んだり考えたりすることが出来ると思います。またどうして自分が美術史を勉強しているのか、それをどう将来に活かしたいのかについて、早稲田から一旦離れることで少し整理がつきました。

 就職面としては、いわゆる一般的な大学生+αの経験ができたと思っているので、それがアピールポイントとして主張できるものの一つになると考えています。もちろんアピールポイントは個々人によって異なり、留学せずとも作れる人はいると思いますが。

 そして生活面として、私は東京で実家暮らしだったため、京都で一人暮らしをすることで「自活力」を養えたと感じています。実家暮らしの女子の皆さん!留学すれば料理スキル身につきますよ!笑 また両親への感謝の気持ちが湧いたり、苦労がわかったりするきっかけにもなると思います。

  個人的な意見ですが、出町柳に住むことをおすすめします笑 とてもいい場所です。

 最後に、今までと違う環境に身を置くことは精神的に自分を成長させるきっかけになるので、留学について悩んでいる人がいればぜひしてほしいと思います。学年が早ければ早いほどいいです。

 同志社留学を考えている人の参考になれば幸いです。

※2015年度派遣生、学年は当時

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