1名の記録者が講義の本筋を中⼼にキーワードや概 念、ポイントを書き、普通のノートに近いものを作成します。
「聞く」ことに集中したい難聴の学⽣や、⼿話通訳を利⽤するためノートが取れない学⽣にとって効果があります。
通常のパソコン通訳とは違い、講義の要点をまとめながら記録します。⼀般学⽣が授業で作るノートのようなイメージですが、記号の使い⽅など利⽤学⽣が理解できるように作成します。
基本的には1名体制で、座る場所は利用学生のニーズに合わせます。パソコン通訳との併用は原則として行いません。
障害の程度が軽い聴覚障がい学生の場合、先生の声が比較的聞き取りやすい授業ではパソコン通訳ほどのサポートは必要がないことがあります。それでも、聞き漏らしは起こりますし、また、先生の話を漏らさず聞くこと、口形を見ることに集中しなければならず、ノートをとることが容易ではありません。
そのため、記録が必要になります。記録を利用することで、授業内容を間違えて把握することがないように、自分で聞いた内容と照らし合わせて確認することもできます。
手話通訳をつけている授業でも、手話通訳を見ることに集中し、自分でノートを作成することができないため、大変有効です。