2008年12月5日
早稲田大学は、2007年10月21日に発表した「男女共同参画宣言」を広く全学に周知し、本学における男女共同参画を推進する。そのために、男女共同参画推進委員会における議論・検討を踏まえ、ここに2008年度から10年間を目途とする早稲田大学「男女共同参画基本計画」を策定した。
女性専任教員比率を高めるために学術院等箇所ごとに数値目標を設定し、その状況を理事会等に報告するものとする。
専任職員における女性の比率をさらに高め、女性管理職比率の数値目標を設定し、その状況を理事会等に報告する。
教職員の意識向上を図るための研修・学習機会を充実し、男女共同参画推進について理解の共通化を図る。
現行のライフイベントサポートシステムや施設の整備・改善を行い、教職員・学生等が、出産・育児・看護等のさまざまなライフイベントと教育・研究・就労・就学をさらに両立させることができるように努める。
出産・育児等を経験するキャリア初期研究者が、研究・教育活動を継続できるように、また、中断した研究者が復帰しやすくするために、各種の支援策を講じる。
女子学生を対象とする女性の研究職へのキャリア支援の充実を図る。特に、理工系の女子学生に対し、研究職へのキャリア志向をうながすために、女性のロールモデルやキャリアパスを提示するなどのキャリア支援を行う。また、理工系等女子学生の少ない分野への進学選択についても、高等学校等との連携に努める。
すべての学生が、男女共同参画の意義をより理解することができるように、人権・ジェンダー・労働に関わる教育を充実し、必要な分野を網羅した教育体制の確立をめざす。また、そのために必要な研究体制の構築を図る。
人権・ジェンダー・労働に関わる教育・研究について、本学の取り組みと成果を広く学外に発信し、国内外の大学および研究機関と積極的な交流を図る。
大学全体の基本方針に男女共同参画の推進を位置づけ、そのための諸施策の充実を図る。
「男女共同参画基本計画」を推進するために必要な調査を実施する。
各種広報物の発行、ホームページの充実、学内広報物の活用などを通じて、幅広く広報する。