Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

発育発達研究所
Waseda Institute of Human Growth and Development

研究テーマ

現代日本の子どもたちの発育発達をよりよく支援するハード・ソフトの開発
(身体活動・スポーツのよりよい活用方法)

分野:地域社会

研究概要

鳥居グループ(鳥居、田口、佐藤)では、2015年度までの研究成果をもとに、日本人小児の運動器発育の及ぼすスポーツ活動の効果を数値化すること、小・中学校骨密度測定結果に基づく講義の教育効果と栄養摂取やスポーツ活動効果の評価、発育期スポーツ選手の腰部障害の早期発見と予防法の確立と効果判定、生涯にわたる身体活動の促進を目指してたくましい足部の発達を促す子ども靴やシニアシューズの提案および効果判定などに取り組む。
さらに岡グループとの共同研究で身体活動を活発化させる幼児施設(子ども園など)の屋内および屋外設備の提案とその効果判定にも取り組む。

岡グループ(岡、石井)では、2015年度までの研究成果を元に、より健全な発育発達を促すために必要な座位行動減少に着目した効果的な方策を構築するため、子どもの座位行動の基礎調査および効果的な支援方策を構築する。さらに、子どものスポーツ環境整備として、運動部活動の運営や外部指導者の活用を行う上で、顧問が習得すべき知識や技能を学ぶためのプログラムを開発し、そのプログラムの効果を検証することにより部活動活性化に関する提案を行う。

広瀬グループでは2015年度までの研究成果に基づき、個々の成熟度を考慮した各種運動能力の発達過程の把握と、それらを加味した適切なトレーニング指針の作成を目的とした研究を行っていく。また成長期アスリートの健やかな運動能力向上には、トレーニングや運動による各種外傷・障害の発症を予防することが必要不可欠である。そこで成長期アスリートに好発するスポーツ外傷・障害発症メカニズムおよび要因解明と、それらの予防方法確立のための科学的基礎を構築する。

研究報告

【2018年度】
 鳥居グループでは継続して日本人小児の運動器の発育様式に関する基礎資料作成、発育期スポーツ選手の検診から腰椎疲労骨折などの早期発見・予防の研究を進めている。その他、キック動作、投球動作の発達過程と身体発育との関係についても測定を重ね、学会発表や論文投稿し掲載に到っている。
 岡・石井グループでは小児の座位行動の実態調査から改善に向けた支援、運動部活動の活性化のための外部指導者活用、自然体験活動プログラムの実践検証と普及など広い研究活動が行われ、国内外の雑誌に論文掲載されている。
 広瀬グループでは、発育期スポーツ選手の損傷メカニズムの解明や検診、予防の研究が多数行われ、国内外の雑誌に論文掲載されている。
 グループごとの研究活動に加えて、住宅会社との共同研究では鳥居、岡、石井、佐藤が参加して保育施設での子どもの身体活動を増やすため設備・設計に関する討論が行われた。また小児靴製造会社との共同研究では現在の日本の子どもたちの足の諸計測を継続し、実測値に基づく靴作りや、活動を促す新機能の予備実験が行われた。マットレスメーカーとの共同研究では、開発中のマットレスが選手の筋疲労軽減に与える効果について実験検証が行われた。

【2017年度】
 2016年度までと同様に、各研究員で個別のテーマに関する研究が行われた。鳥居グループでは、共同研究を行っている企業との定期的な会議を開催し、産学共同研究の推進を図った。シューズ関連企業とは新たな成人向けのシューズの開発に向けた歩行中の足圧軌跡の検討が行われた。住宅関連企業とは、保育園での幼児の身体活動の計測や身体活動を増加させるための方策を提案し、それに基づく介入研究も想定している。また、大学研究室を中心に行っている日本人小児の運動器発育に関する研究では、四肢分節の発育様式について新たな知見が得られた。発育期スポーツ選手を対象とした研究では、運動器スポーツ損傷と運動機能との関係の検討が行われた。
岡グループでは座位行動に関わる調査研究を推進し、小児を対象とした調査に基づく分析が行われた。広瀬グループは、スポーツ活動に参加する小児や発育期のスポーツ選手に関する調査、研究を行い、運動能力と発育ピーク時期との関係などが検討された。

【2016年度】
 発育発達研究所では、日本の子どもたちの発育発達に伴う諸問題、現代の日本の子どもたちの運動器の発育データの作成、足の発育に関する詳細な測定と足に合った靴づくりの提案(共同研究)、活動的な子どもたちの生活を促進するための子ども園の提案(共同研究)、発育期の競技スポーツ選手の身体能力、子どもの座位行動による健康へのマイナス面の検証、など多方面の研究活動と成果発信を行ってきた。当研究所の活動は、研究成果が子ども靴、学校や子ども園の企画など現実の社会に形として現われるように進んでおり、各研究員の成果は学術論文としても多方面に報告されている。

所長

鳥居 俊[とりい すぐる](スポーツ科学学術院教授)

メンバー

【研究所員】
鳥居 俊(スポーツ科学学術院教授)
佐藤 将之(人間科学学術院准教授)
石井 香織(スポーツ科学学術院准教授)
岡 浩一朗(スポーツ科学学術院教授)
田口 素子(スポーツ科学学術院教授)
広瀬 統一(スポーツ科学学術院教授)

【招聘研究員】
飯田 悠佳子(駿河台大学現代文化学部講師)
江波戸 智希(環太平洋大学体育学部体育学科)
大伴 茉奈(独立行政法人国立スポーツ科学センター研究員)
篠田 直(福生市地域スポーツクラブ[タマリバ]事務局長、オフィススポデュケイション代表、GONA代表)
武井 聖良(東京大学医学部附属病院病院診療医)
橋本 健(中野区立谷戸小学校)

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