Research Theme 研究テーマ
人間の睡眠/生体リズムに関する認知科学学的・疫学的・生理学的研究などを行う
Research Director 所長
Member メンバー
- 澤田 亨 スポーツ科学部 教授
- 西多 昌規 スポーツ科学部 教授
- 広瀬 統一 スポーツ科学部 教授
- 正木 宏明 スポーツ科学部 教授
- 青野 麻紀子 (株)ライズTOKYO
- 秋元 誠吾 治療室リハネット 所長
- 安藤 加里菜 独立行政法人日本スポーツ振興センター 研究員
- 石原 心 ハバナトレーナーズルーム恵比寿 代表
- 枝 伸彦 獨協医科大学基本医学基盤教育部門 講師
- 枝川 義邦 立命館大学OIC総合研究機構 教授
- 塩田 耕平 金沢星稜大学人間科学部 講師
- 髙木 俊輔 東京医科歯科大学医歯学総合研究科精神行動医科学分野
- 山蔭 純子 東日本電信電話株式会社健康管理センター
- 渡邊 龍憲 青森県立保健大学 准教授
研究概要
不眠や睡眠不足などの睡眠に関する問題と、生活習慣病やメンタルヘルス不調には、密接な関係がある。良質で十分な睡眠をとることは、疾病の予防やパフォーマンスの向上、ウェルビーイングの充実など、人生の質を高めてくれる。
しかし、「睡眠負債」という用語が流行したように、日本人が睡眠時間の短い国民であることが、さまざまな調査を通じて明らかになってきている。睡眠の重要性はますます高まっていることは間違いない。さらに、DX(Digital Transformation)を取り入れた睡眠を評価する技術の進歩、ICT(Information and Communication Technology)を用いた睡眠啓発、当研究所は、主に人間の睡眠研究を推進していく。研究内容の主眼は、睡眠環境の適正化についての生理学的研究である。社会機能としてのパフォーマンスを十分に発揮でき、健康維持にも有用な寝具、温度環境など、最適な睡眠環境の構築を、睡眠ポリグラフや簡易型脳波計、ウェアラブル活動量計など生理学的指標を用いて評価を行っていく。アスリートのパフォーマンス向上やコンディショニングに適した睡眠条件の研究も進めていく。
目標としては、エビデンスに基づいた最適な睡眠環境の構築だが、寝具や光環境などが整えば、協力企業とも連携し製品化も視野に入れていきたい。そのために、睡眠科学の啓発活動や、睡眠医療を専門とする医療機関とも連携し睡眠研究を推し進め、知見を一般に還元していくことを目指す。