Admissions Center早稲田大学 入学センター

国や言語、民族が違っても、人間は本質的に変わらない。その普遍性を在学中に自ら感じてほしい

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 現代はグローバル化が進み、多くの人々が国境を越えて移動する時代です。多国籍企業や国際機関などで働く人々はもとより、外国人労働者、難民や移民が国や地域に影響を与えることもあれば、世界に変化をもたらす役割を担うこともあります。そのような国境を越えて移動する人や集団が、なぜ( 原因)、どういうプロセスで移動し( 過程)、現地の社会や政治、文化にどのような影響を与えるのか( 結果)を研究するのが、私の専門である「国際移動論」です。この学問は政治学、経済学、歴史学や社会学など、さまざまな視点からのアプローチを行います。私は特に歴史的背景や文化的影響に興味があり、移動する人々の生活の背景や心理的な側面に注目しながら研究を行っています。

現在の研究テーマは、第二次大戦下のイギリスへの亡命者に関するものです。戦争が続く中、ロンドンに亡命した欧州各国の政治家や学者たちによる教育会議が開催され、戦後の教育、文化、科学などの分野における国際協力体制の基礎が築かれました。それが現在のUNESCO( 国際連合教育科学文化機関)のルーツです。人の国際移動による文化や教育への影響、さらには私がイギリス留学時代に学んだイギリス外交も絡むテーマとあって、興味が尽きません。

ゼミでは、“ 人の顔が見える国際関係論”の研究を目指しています。まず、学生同士が自由に議論することを重視し、相手の意見をしっかりと聞き、相手の立場になって考え、議論する。これは、例えば移民の問題を考えるにあたってマイノリティである彼らの思想や心理まで理解しようとする姿勢が重要であるように、国際関係を学ぶ上でも大切なことです。このような活動を通して専門的な分析力を養うことはもちろん、人に対する共感力や物事を批判的に見る力も培ってほしいですね。

早稲田には、モティヴェーションが高く、何ごとにも好奇心旺盛な学生が多いと感じています。幸いなことに、早稲田はキャンパス自体がグローバル化しているとともに、世界につながる扉としての機能も持ち合わせています。この環境で、好奇心をどんどん刺激して世界の人々や文化に対する理解を深めてください。そして、これからの国際社会で活躍するためにも、「人間とは国や言語、民族が違っても、実のところ根っこの部分では変わらない」という普遍性を、在学中に自身で感じることをお勧めします。

 


都丸 潤子 Tomaru Junko

政治経済学部
国際政治経済学科 教授

※掲載情報は2015年度内の取材当時のものです。

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