WIAPS研究会

第50回アジア太平洋研究センター(WIAPS)研究会

開催日時 2017年6月12日(月)12:15-12:50
場所早稲田大学19号館(西早稲田ビル)7階713会議室
参加資格WIAPS専任教員・助手, WIAPS受入の交換研究員・訪問学者・外国人研究員, GSAPS修士課程・博士後期課程在学生
報告1

報告者:見市 建 (早大アジア太平洋研究科准教授)

報告テーマ:
ジャカルタ州知事への抗議運動にみる現代インドネシアの政治と宗教

要旨:
2016年10月以降、「イスラーム防衛」の名の下に、バスキ・チャハヤ・プルナマ(通称アホック)ジャカルタ特別州知事に対する抗議運動が繰り返された。その発端は、マイノリティ(華人でキリスト教徒)である州知事が、コーランの一節を理由に異教徒の指導者を認めない人々を揶揄したことにある。この映像が歪曲されたうえにSNS経由で流出し、抗議運動が始まった。それまで高い支持率を保っていたアホックは、2017年4月の選挙で落選し、さらに宗教冒涜罪で有罪判決を受けて収監された。内外では、イスラームの急進化を象徴する事件だと報道されている。
ではなぜ州知事への抗議運動は動員に成功し、現職の落選と有罪という政治的目標を達成できたのであろうか。本発表はこうした問いに答えたうえで、現代インドネシアにおける政治と宗教の関係について考察する。

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