WIAPS研究会

第47回アジア太平洋研究センター(WIAPS)研究会

開催日時 2017年2月13日(月)12:15-12:50
場所早稲田大学19号館(西早稲田ビル)7階713会議室
参加資格WIAPS専任教員・助手, WIAPS受入の交換研究員・訪問学者・外国人研究員, GSAPS修士課程・博士後期課程在学生
報告1

報告者:岩原 紘伊 (アジア太平洋研究センター助手)

報告テーマ:
社会運動としてのコミュニティ・ベースド・ツーリズム:インドネシア・バリ島を事例に

要旨:
本発表で焦点を当てるのは、 地域コミュニティが開発計画から運営まで主体的に参加することを理念とする観光形態、「コミュニティ・ベースド・ツーリズム(以下CBT)」である。今日、CBTは参加型開発の手法として頻繁に導入されるようになっているが、その背景には観光開発が天然資源が乏しくとも比較的簡単に実施できる開発手段である一方、マス・ツーリズム型観光開発がもたらしうる現地コミュニティへの社会・環境・文化的悪影響に対する意識の高まりがある。
バリ島はインドネシア随一のリゾート観光地であるが、近年観光開発の負の影響に対する現地社会の意識が高まりつつあり、スハルト政権が1998年に崩壊し民主化が進められて以降、現地NGOを中心にCBTを導入しようという動きが活発化している。本発表では、現地NGOのプロジェクトそのものに焦点を当てるのではなく、どのように彼らが活動を拡大させようとしているのかという戦略に注目することで、社会運動としてのCBTのあり様を考察してみたい。

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