講演/セミナー

講演 : いま、なぜアジア共同体なのか

日時: 2012年5月23日(水)  16:30 - 18:00
会場:

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 19号館 3階 314教室
地図 http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

講演者: 鄭俊坤 (Chung Joon-Kon)ワンアジア財団首席研究員
講師略歴:
1957年 韓国生まれ。明治大学大学院博士課程修了(政治学博士)。現在、ワンアジア財団首席研究員、明治大学・日本大学講師。専門は、比較政治論、東アジア政治論、アジア共同体論。主要著作『韓国現代政治入門』(共著、芦書房、2005)、『韓国現代政治を読む』(共著、芦書房、2008)、『アジア共同体の創成に向かって』(共編著、芦書房、2011)等。
プログラム:

グローバル化に象徴される今日の社会は、主権国家の役割にも大きな変化が見られる。既存の国民国家の単位ではどうすることもできない状況に直面している。
2011年3月11日に発生した未曽有の大震災とそれをきっかけとする福島原発事故は、国境を越えた世界的な注目を集めている。この自然災害と人災による想像を超えた被害とリスクの拡散が、世界の人々により根本的なことを考えさせるきっかけとなった。「3.11東日本大震災」は、国家と個人の関係、産業技術と生命、資本主義のあり方、また人類文明の進歩の意味、等についてのパラダイム・シフトをもたらしている。
歴史上の新たな画をなす3.11の出来事は、主権国家が国境という枠組みの中で自由に行ってきた様々な意思決定についての疑問を国際社会に投げかけることとなった。主権国家内での自律的な意思決定が、国境を越えて周辺地域のみならず、地球村全体に破滅的な影響を及ぼすことが可能であるという未曽有の経験をしたのである。このことは国民国家を超えて、地域協力・連帯を考えていかなければならないという警鐘を全世界の人々に鳴らしているように思える。いま、私たちは環境や人間の生命についての配慮に躊躇し、経済的効率性のみを追求してきた社会構造、価値体系、社会のあり方から、新たな方向を模索していかなければならない時にきている。

主催:

早稲田大学アジア太平洋研究センター 東アジア地域研究部会
世話人:林華生 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授

後援:

早稲田大学アジア太平洋研究センター
早稲田大学中華経済研究所

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